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yamauchinamu

news 2008/11/19 08:35:02

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2006/05/18 (Thu)

google:オタクは死んだ
google:otaku is dead

という言葉はまだgoogleさんにはあまり出てこないらしい。しかし電車男のオープニングでダイコンフィルムとか、去年のエウレカセブンは、産業ロックならぬ「産業オタク」だったのかもしれない。
もう特撮や宇宙戦艦ヤマトとか最初のオタク世代は老後を考える時代で、オタクな事柄も、ロックのように、それなりに産業化していて、特に初期のような盛り上がり感はないものの、掘り出す楽しみや、コンスタントにそつない作品が生産されて、オタク的な話題や事柄も特に偏見もなく特化もされない普通の文化になってきたのかもしれないと思えてきました。







そんなこと思いつつ「涼宮ハルヒの憂鬱」というアニメをまとめてみた。

さかもとさんに教わった。
原作がライトノベルで、今のシーズン人気があるアニメだそうだ。

一話を見ると劇中劇なので、凄い不安になるんだけど、ヲタ狙いのアニメ内アニメかと心配になるんですが

このアニメ、萌えとか、ヲタク狙いのお約束で一見出来てそうで出来てない気がする。と思ったのは、現在見られる話以上のストーリーを読んだんですが

>ストーリー
ネタバレしないように書けば、高校入学で主人公のキョンという男子の後ろに席を会わせた涼宮ハルヒが自己紹介で
「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたらでてきなさい。以上。」と紹介する。
その後、SOS団という部活を、涼宮ハルヒ、キョン、そして即席メンバー、文芸部の眼鏡、ロリコンなメイド、謎の転校生で即席で結成される。そこから新しい世界が出来ていく。
実はその部活、キョン、以外は奇人変人ばかりで、彼らは、三年前、涼宮ハルヒに何が起きたか調べていたのでした。


エピソードを見ていて、はじめ、「時をかける少女」とか、水木しげるの「河原の三平」など、マレビトと普通の人が戯れる話かと思ったんですが、聖書のキリスト誕生で3賢者が現れるとか、受胎告知とか、そういうエピソードをなぞるように出来ている気がします。キリストは聖人と言っても生前は、ちょっと頭のおかしな大工の話だとは思いますし。
などなど、そういう話を引きつつも学園ドラマですよ。多分、筒井康隆のファンとか、すんなり入れそう。タランテーイノのファンもいけるかも?


あと作画が凄いというか、見え方の発明というよりかはテクノロジーの発達だなと思う。劇中の無闇な乳揺れとか、エンディングの機敏な動きは凄いなと思う。

wikipedia.org/wiki/涼宮ハルヒ
劇中でガリ勉宇宙人が読んでいる本のリスト
(長門有希の100冊)


以下小説を少々読んだネタバレ


ちょっと温いなと思ったが、自分が中高生ぐらいだったり、シリーズ化で連載を思うと、この程度で良いかなと思ったり。

この話の大枠は、
涼宮ハルヒ・・・世界を作ったり壊したり出来るが自覚がない
キョン・・・極普通の高校生。みんなが何者かそれなりに知っている。
長門有希・・・ガリ勉/宇宙人
朝比奈みくる・・・メイド/未来人
古泉一樹・・・謎の転校生/超能力者

の高校生活で出来ていて、涼宮ハルヒを色々な事情で宇宙人未来人超能力者が正体を明かさずに見守っていると
涼宮ハルヒにそのような能力が身に付いたのは、彼女が中一のころ、未来人(朝比奈みくる?)の手ほどきで、高校生のキョンがジョン・スミスとして偽り、彼女の前に姿を表したのがそもそもの切っ掛けで、涼宮ハルヒが理想の男性像としてジョン・スミスを追ってると
ここで、キョンが告白すると世界が終わるので、それは出来ないと

涼宮ハルヒとキョンがくっつけば良いけど、くっつけないって話なんだなと
あと、涼宮ハルヒは宇宙人・未来人・超能力者など特殊な人に夢見るけれど、凄く憧れるジョン・スミス(キョン)は普通の凡人ってところが捻れているね。
変人が超人に憧れるが、行き着く先は凡人という話じゃないかと

これの設定で話はある程度インフレしないし、学内行事や、色んな生徒や超人を、ストーリーに持ってくると幾らでも話が続くので、良くできてるなぁと思った。








平倉圭
さん、面識ない方で特にコンタクトもとったことないしblogコメント欄に書き込もうとしたけどなかったので、多分、僕の知人の知人で繋がるような気もしないでもない(ロングホーン!)ということで

「ポンピドゥーでやっているゴダール大レトロスプペクティヴのカタログ。Meetin' WA (Woody Allen)のDVDもついてきます。」

ゴダールとウッディ・アレンのMeetin' WAは、youtubeにある。
しかし、僕はフランス語が全く分からないので意味わかんね。



2006/05/13 (Sat)

確か古谷さんが、リヒターは面白いのか?そんな面白くないというのは不安になると

僕も、リヒターは別に悪い作家とは思わないが取り立てて話題にするほどの人でもないと思う、本当カタログで見るのと、展覧会で作品を見るのと殆ど印象が変わらないので、図版で見ていれば十分、そういう描き方を発明したみたいな言い方も出来そうだけど。
じゃあ、カリエールとか、メダルド・ロッソとか、ピンぼけみたいな絵画とか彫刻を見ているほうが面白いんじゃないか?と思う。

だいたいリヒターを見ていて貧しいなぁと思うのは、美術史の検証をしてだいたい歴史から検証できる「絵画ってこういうものです」って矮小したフレームの元に、そこに一致させるように再現された絵画ってところが、あんまり面白くないなぁと思うんです。
確かに歴史検証の緻密さと生産量は凄いなと思うけど、まーって感じはするけど。
なんかこう、田舎(東ドイツ)から、ポッと出てきた土人みたい人が都市の文化に触れて「アバンギャルドってスゲー」ってところでやった、ちょっと田舎/都会臭いアートってものだと思います。







○○らしいの話が続きます。

前回は様式の移し替えのことを言ってたような?

そこから続きます。
「自分らしさ」とは何か考えることはどういうことかと、モデルの自分と、それを見てる自分がいて、自己が他者化して見てる自己がいるときに、他者の自己と見ている自己が近い位置に立つことかと、しかし限りなくそれが一致しないと。
例えば、絵を書くときに、大体キャンバスに何か描こうとして、キャンバス画面の座標でだいたい同じ場所に同じような色が通過することで再現性の制度は高まるけど永久にモデルの再現はできないと、そういうことに似ている。

自己の他者化とは別に、ヒッチコックの「めまい」を見ていると、目の前に死んだ筈の人物とそっくりな別人が現れる(実は同一人物)、こういう話、目の前にとても似て見てること、同じものが違うものとして似て見えるとはどういうことかなと???


「○○らしい」ということ結構考えると奥深いですね

こんな話、なんの話かわからない人は全くわからないよね。分かる人えらいじゃないけど、わかりやすく誰か解説して纏めてほすい。



2006/05/09 (Tue)

The Museum of Modern Art, New York: The History and the Collection
86年に出たMOMAのカタログ。599 pagesぐらいある
MOMAのカタログはこれが廃刊になってその後幾つか出ているようですが、これは持っていて損はないと思って古本で買った。

やっぱり基本的なところだけど、こういうのもあるのか、ああいうものあるかと、流石にマチスやピカソ良いもの持ってるねマチス「ピアノレッスン」とかピカソの「アヴィニオンの女達」もMOMAなんですね。

なんか70年代ぐらいまでにMOMAでコレクションされたものは多分、美術のメインストリームと言っても良いと思うんですが
そんなに知られて無さそうで面白そうな作品もあって

>Segal, George (1924-2000 American Pop Sculptor )
John Chamberlain Working. 1965-67.
パッと見こういう作品もあるのかと思ったのは、この作品で、ジョージ・シーガルが彫刻家のチェンバレン自身を型取りして、チェンバレンの彫刻と並べていると、名義がシーガルだけど共作ととっても良いんじゃないかと
アンソニー・カロのこれ(ジャッド風の台座に具象彫刻)とか
ハイム・スタインバックの初期とか塊魂の玉みたいな、いろんなオブジェクトがくっついた彫刻って気がする。シーガルの作品としてはベストの予感。
John Chamberlainは、あんまり日本で紹介されていないけど、結構重要な彫刻家だとは思います
知名度や価格評価ではチェンバレンよりシーガルの方が上の気がしますが、作品の面白さという意味ではチェンバレンのようが良くて、チェンバレンと協力することでシーガルの良い作品が出来たようには思う。
チェンバレンってよく知らないが人柄も凄い面白くて面白い人物だったような気がします。こういう作品やドナルドジャッドのマーファの展示物とか見てるとそう思うなぁ。


あと割とB級な話題


ロバート・スミッソンの「ミラー・ストリーム」。こういうスミッソン初期のちょっとした作品もコレクションしていて偉い。スミッソン自身は重要だけどこの作品は微妙。以前オオタファインアーツで同じような作品が来ていたので、多分いくつかあるはず
部屋の角に鏡を置いた有名な作品のシリーズではありません。台座の上にピラミッド状に鏡をかさねた物

マチュウとかサム・フランシスとか、昔の日本じゃ外タレ扱いでありがたがるけど実は結構B級なんじゃね?っておもうものも一応コレクションに入っていた。

ジャコメッティの「見えない彫刻」のドローイングがあるなぁ。この作品はロザリンド・クラウスの「ノーーモアプレイ」だったかで出てきます。
(確か以前このカタログで彫刻も見た気がしますが??)

ブライス・マーデンは最初フランク・ステラ同様にNYCでは神童扱いだったかも?とか
誰かのアシスタントとかしていたかもしれませんね。
ブライス・マーデンも良い作家だとは思います。

黒沢明や小津の映画のコレクションはわかる気がするけど、溝口健二の映画も載っていた。
溝口健二は日本でDVD化していなくて残念だけど(海外でDVD化してる)日本よりも海外の評価の方が高いかもしれませんね

僕も、最近は日本の近代絵画や20世紀以前のヨーロッパの美術に興味はありますが、基本的にはパリからNYCに流れる20世紀美術が好きなのでMOMAのカタログ見ると、やっぱり良いなぁって思うのでした。
このカタログそんな新しくてマイナーでクールな作品が多いわけでもないのですが、やっぱり良いですよ。むしろビートルズやビーチボーイズ、ストーンズを聞くような基本的な感じ。

普段全く考えないし、嫌だなぁって思うこと多いけど「アメリカって良いなぁ」って久々に思った。

この本は普通に手に入らないのですがアマゾンの中古とかネットの古本屋で探すと割と出てくるとは思います。

フランス国立視聴覚研究所(INA)がネット公開した番組10万本の衝撃
動くフーコーやロラン・バルドとか、マチスをみるゴダールとか、色々面白そうな映像がみられそうなんですが、何分フランス語がわからないのでインターフェスの意味がわからなかったり、喋ってるな動いているなと思う程度。

テレビシリーズ「プリズナーno6」がリメイクするらしい
そういう話題が出ては流れていますが。そういえばこういうcmが以前あったらしい。プリズナーをみてる人しか分からない気はしますが..

「楳図かずお Quid ? ソレハ何カ 私ハ何カ」樫村晴香

今すぐできる不思議体験

石原都知事を全面擁護するわけではないの…
石原都知事が「現代美術は無」仏メディアが批判



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