2008/08/05 (Tue)
以前から気になっていた國華のDVD(1,312,500円)が図書館検索で調べたら、一橋大学が蔵書していて部外者でもみられるようなので、館内でみてきた。画像は、本からスキャンしたものらしく、白黒の画像が思ったより多かった。なかなか、売る相手が売る相手でも、このコストパフォーマンスは問題在ると思うんだけど。全国の図書館で納められてるところが思ったよりも少ない。國華っていうのは日本で最古の出版が続いてる美術雑誌で、普段は季刊ペースで一冊5000円ほどで映画のパンフのようなサイズと内容。ちなみに関東で確実にある場所で部外者が入れるところは
・ 一橋大学図書館 (国立・但し現地で書類を書く必要有り) ・ 芸大図書館 (上野・但し現地で書類を書く必要有り) ・ 東洋大学図書館 (都営三田線白山駅・地元図書館からの紹介状必要) ・ 清泉女子大学 附属図書館 (五反田・地元図書館からの紹介状必要) ・ 東京女子大学図書館 (西荻窪駅・地元図書館からの紹介状必要)
詳しくは検索してしてください。
内容は、大げさな桐箱に冊子と二枚のDVDとセットアップのCDROMの箱が二つ。つまりCDROM2枚でDVD4枚、使用中のパソコンにCDROMをインストールしてサムネイルで確認出来る検索システムをプログラムファイルにインストールして、ドライブに差し込んだDVDで高解像度の画像を呼び込む仕組みのようでした。画像を選ぶたびDVDの交換が起きやすく思ったより作業が面倒でした。DVDが今後も増えるようで一巻目のCDROMのデータを親データにしてその後にデータベースを追加して更新するタイプのようでした。ちょっと確認したところ二層DVDで全部で25GBぐらいで収まりそうなデータ内容でした。勿論、館内観覧ルールなんでコピーなんてしていけません!してません!
思ったより紙より索引がしやすい印象でしたが言葉の検索は出来ない仕組みのようでした。南蘋派や南蛮派、曽我蕭白など調べました。佐竹曙山についても知りたかったんですが、佐竹曙山って國華の中でもド・マイナーな扱いなのかな?ぱっと索引で確認したところ伊東忠太や伊藤ていじも何か書いているようでした。
1,312,500円のDVDは買うのは不可能だとしても、観覧は出来ないくないもので、みたら見たで面白いこともあるので、興味ある人は見てみると良いと思います。
日本美術を網羅する入門するという意味では、比較的普通の図書館にもある橋本治の「ひらがな日本美術史」シリーズも画像が多く容易に見られるという意味で良い本でした。
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