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yamauchinamu

news 2008/11/19 08:35:02

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2008/09/08 (Mon)


土曜日は大体会場に居る可能性があります。
友人知人の方など事前に何日の何時頃行くと連絡頂けると時間合わせられるかもです。
会場で7点作品を展示していますが、裏側に5点ほど展示されていない作品があります。ギャラリーの方に言えば見せてくれるとは思います。興味が沸けば写真撮影は勝手にやってください。状況がわかるようになってるのであれば、その写真の転載も自由です。


カウンタックのある落合周辺情報では、東長崎の商店街(西武東長崎駅からカウンタックの間)のロケーションがなかなか"THIS IS 商店街"というムードが素敵だったり。

哲学堂も徒歩15分程度で行けます。今は特別公開期間です。(土日・祭休日 9時30分〜16時)

漫画「夕凪の街 桜の国」のロケ地、水の塔公園+野方配水塔も近いです。

ここもカウンタックに近い!鉄道模型メーカーKATOショールーム。タモリ倶楽部にも出てきたときがありました。ミニチュアがとても可愛いです。






山内崇嗣展
会場:gallery-countach
会期:2008年9月23日-10月11日
休廊日:日・月
時間:13:00-19:00
クロージング・パーティ:10月11日18:00-20:00
*上記の日程以外でご覧になりたい方はギャラリーまでお問い合わせください。

内容的には、日本近代・近世の洋風画のモチーフを現代的に組み直したものがメインになると思います。制作作業がいっぱいいっぱいで、告知が思うように出来ないかもしれない?って不安感があって、なるべく興味ある方は予定表につけたり、誰かに伝えて頂けるととても助かります。宜しくお願い致します。
あと、作品が売れると良いなぁ。。。展示されそうな作品は少しflickrにアップしています。

flickr:西洋風画 Combining painting of Japan and asia
更新して画像増やしました。主に増やしたのはジュゼッペ・カスティリオーネ西洋風俗屏風の一連の作品沈南蘋が主ですが他にも色々増やしています。ジュゼッペ・カスティリオーネについては色々書きたいことがあるのですが、現在ジュゼッペ・カスティリオーネが主役の中国のテレビドラマをyoukuでみてる途中です。もしも興味が沸けばみてみるのも良いかもしれません。日本の江戸時代の洋風画、司馬江漢、秋田蘭画、「写実」の日本画、伊藤若冲や円山応挙、あとカラヴァジオとかイタリア・バロック美術などに興味あると面白いと思います。全部で24話ぐらいあったはず。ジュゼッペ・カスティリオーネはイタリア人でイエズス会で中国に来た宮廷画家



2008/08/06 (Wed)

岸田劉生について調べていて、デューラーの影響と顔輝とか中国美術の影響を折衷させたとか、そういう話はなんとなく容易に手に入る本を見ればわかる。
ちょっと時代を遡って、秋田蘭画とか司馬江漢とか伊藤若冲とかその辺でも、版画などで、西洋美術と西洋化した何か中国美術の書物や版画を見ていたみたいな話を聞く。その西洋式の中国美術ってのは、最近自分で調べたところ南蘋派と言われる清時代の沈南蘋って画家から伝わった技法があって、、、と聞くものの沈南蘋(Shen Ch'u"an, shen quan, 沈銓, 沈铨 1682-1760)や南蘋派についての資料が思ったより少ないのでヤキモキしていたのが正直なところで、

中国美術というと正直なかなか最近の中国の現代美術などイマイチ、ピンと来ないことが多いし、伝統的な中国美術史も情報の膨大さと美術史学者の密教性みたいものがあって、どこから見て良いのか?ってのが狭くて高い敷居のようにも感じていたんですが、昨日たまたま検索していてイエズス会のジュゼッペ・カスティリオーネ(Giuseppe Castiglione、郎世寧 Láng Shìníng 1688 - 1766)って画家が清の王朝に入って暮らしていたと知り、去年の暮れ頃、国立故宮博物院でジュゼッペ・カスティリオーネを中心とした展覧会をやっていたらしい。それでホームページがあって出品作品を見ていてジュゼッペ・カスティリオーネの作品を数枚見ていてちょっと感動した。

百駿図」って絵も図像的に優れてよく見えるのだけど、「画瑪瑺斫陣図」(1759)という絵が美術史的に地域が繋がるように見えてビックリした。これは見れば直ぐわかるけどジェリコーの「エプソンの競馬」(1821)と同じ走る馬の足の形をしていた。ジェリコーの「エプソンの競馬」は通史的には写真技術が登場する前の時代に四本の足の動物がどうやって足を動かして走っているか?わからずに描いた馬の絵で、同じようにジュゼッペ・カスティリオーネも描いている。なかなか、ジェリコーのような露骨な走る馬の絵ってありそうでないので、なんだかビックリしてしまった。また国立故宮博物院の展覧会は司馬江漢も出ていて文脈が見えやすい。多分ジェリコーもそうだったと思うんですが、走る馬の姿がアレでも、歩く馬の姿は未だ自然に捉えていたんじゃないか?と思っていて、ジュゼッペ・カスティリオーネが描いた「儀礼用甲冑を着けた乾隆帝」の絵を見ると、なんか確信することもあった。
ジュゼッペ・カスティリオーネの生没を追っても沈南蘋とほぼ同時期で、ジュゼッペ・カスティリオーネが王朝に関わる人だったようで、彼の作品を沈南蘋が見ていた可能性は相当高い、いやほぼ確実に見ていたと思う。

推測で清かそれ以前の時代に大陸を渡って西洋的な技法を伝えた人がいるぞいるぞと想像付いても、人物像が漠然としていたので、ド・ストライクな人物が判ってとても嬉しい。中国ってあんまり興味がわかなかったけど(いや、接点を何処にみつけてよくわからない)、アジアの文化全般捉える必要も少し感じていて、こういう人が判ったのが凄く嬉しい。

それにしてもジュゼッペ・カスティリオーネがイエスズ会の人というのも凄く納得、日本でも言えるけど、キリスト教の布教のために外人が来日した時、会った人たちはキリスト教に興味が無くても、美術に限らず、教養や軍事とかの技術を知りたくてキリスト教に入信した人も少なくなかったはず、そういうことを思うとイエスズ会のマトリックスは凄い文化だったんだなぁと思う。

更に、僕も不勉強で中野 美代子というジュゼッペ・カスティリオーネの研究家を知った。Giuseppe Castiglione関連の本も出ているようですが「綺想迷画大全」という本も出ているようで大変興味深い。

アマゾンのなか身検索を見よ!もくじにある「ギャロップする馬たち」の項目は、上でジュゼッペ・カスティリオーネとジェリコーの馬についての指摘に何か付け加えられたものにほぼ間違いないだろう。挿し絵に入れられた絵も相当面白そう。

「綺想」というと辻惟雄の「奇想の系譜」が日本美術のカウンター、アウトサイダーみたいな紹介が有名なものの、僕自身の日本美術史が危ういので良くわからないこと多く、辻惟雄のの本を見ると直感的におもうのはそういう技法は日本だけの技法でない、アジア全般の何かと関係或るってのは直ぐ想像付くモノの何だかよくわからなくて、そのようなよくわからないことのガイドになってるぽい。中野 美代子という人興味深い

辻惟雄-中野美代子-澁澤龍彦 ラインが見やすくなると思います(そうぞう)。



2008/08/05 (Tue)

以前から気になっていた國華のDVD(1,312,500円)図書館検索で調べたら、一橋大学が蔵書していて部外者でもみられるようなので、館内でみてきた。画像は、本からスキャンしたものらしく、白黒の画像が思ったより多かった。なかなか、売る相手が売る相手でも、このコストパフォーマンスは問題在ると思うんだけど。全国の図書館で納められてるところが思ったよりも少ない。國華っていうのは日本で最古の出版が続いてる美術雑誌で、普段は季刊ペースで一冊5000円ほどで映画のパンフのようなサイズと内容。ちなみに関東で確実にある場所で部外者が入れるところは

・ 一橋大学図書館 (国立・但し現地で書類を書く必要有り)
・ 芸大図書館 (上野・但し現地で書類を書く必要有り)
・ 東洋大学図書館 (都営三田線白山駅・地元図書館からの紹介状必要)
・ 清泉女子大学 附属図書館 (五反田・地元図書館からの紹介状必要)
・ 東京女子大学図書館 (西荻窪駅・地元図書館からの紹介状必要)

詳しくは検索してしてください。

内容は、大げさな桐箱に冊子と二枚のDVDとセットアップのCDROMの箱が二つ。つまりCDROM2枚でDVD4枚、使用中のパソコンにCDROMをインストールしてサムネイルで確認出来る検索システムをプログラムファイルにインストールして、ドライブに差し込んだDVDで高解像度の画像を呼び込む仕組みのようでした。画像を選ぶたびDVDの交換が起きやすく思ったより作業が面倒でした。DVDが今後も増えるようで一巻目のCDROMのデータを親データにしてその後にデータベースを追加して更新するタイプのようでした。ちょっと確認したところ二層DVDで全部で25GBぐらいで収まりそうなデータ内容でした。勿論、館内観覧ルールなんでコピーなんてしていけません!してません!

思ったより紙より索引がしやすい印象でしたが言葉の検索は出来ない仕組みのようでした。南蘋派や南蛮派、曽我蕭白など調べました。佐竹曙山についても知りたかったんですが、佐竹曙山って國華の中でもド・マイナーな扱いなのかな?ぱっと索引で確認したところ伊東忠太や伊藤ていじも何か書いているようでした。

1,312,500円のDVDは買うのは不可能だとしても、観覧は出来ないくないもので、みたら見たで面白いこともあるので、興味ある人は見てみると良いと思います。

日本美術を網羅する入門するという意味では、比較的普通の図書館にもある橋本治の「ひらがな日本美術史」シリーズも画像が多く容易に見られるという意味で良い本でした。



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