2008/08/04 (Mon)
日本の洋風画 Combining painting of Japan 近世から現代にかけての日本の洋風画について画像がなかなかネットにないのでflickrにまとめてアップしておきました。flickr規約上、一ヶ月単位ごとに内容を増やしていくかもしれません。 元々、僕の文化の関心は、戦後の現代美術やサブカルチャーだったんですが、以前、東京国立博物館「世紀の祭典 万国博覧会の美術」、東京国立近代美術館「未完の世紀:20世紀がのこすもの」、MOTと芸大の美術館であった「再考:近代日本の絵画 美意識の形成と展開」 この3つの美術展を見比べたことが印象的で、違うテーマで20世紀の日本美術を問うものでした。
「未完の世紀:20世紀がのこすもの」をみるとだいたい、この展覧会自体お約束になって20世紀の日本美術というものがだいたい判る。 そのカウンター的内容で「再考:近代日本の絵画 美意識の形成と展開」という内容 そもそも、美術展や、美術というジャンル自体、博物や博覧会という興業から派生したのを物語る「世紀の祭典 万国博覧会の美術」
この三つの展覧会を見比べると被る作品もあるし、此処の展覧会でしか出てこない作品がありました。それぞれテーマが違う展覧会なので、そのようになるのは当然ですが、そこをカタログで注意深くみていた時がありました。 そこで思うのは日本美術の軟弱さは、10年20年ぐらいの短いスパンでは良くわからないこともあるけど、200-300年ぐらいのスパンでみると結構面白いこともあるというのと、一見、メインカルチャー的な物があってカウンター的な文化が時代を塗り替えてる様に見えて、実はメインもサブも無く、小さい文化が常にうごめいているだけっていう特徴もある。そういうことに気づいたら、凄い日本の近世から現代にかけての文化は面白く興味を持つようになりました。その上、基本的な教養になってるところもあって、割と普通の図書館とかに文献があったり、岩波文庫並みに安い本も売っていて調べやすい、但し、ちょっと情報を掘りこむと急激に文献の価格が上昇することもあるんですが。。。 日本美術が特別優れてるとも劣ってるとも思わないけど、身近だし特徴として色々興味深いことも結構あります。
そういうこともあって、自分自身も関心あるし更に研究したい話題で、自分の興味の自己紹介的にも使えるし、また更にそういうことにこれから興味持つ人が増えると嬉しいし、いつかそういう人に教われることもあればと思ってflickerに画像をアップしておきたいと思いました。
http://www.flickr.com/photos/22081105@N03/sets/72157606419824427/
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2008/07/14 (Mon)
7/12に高円寺で行われたイルコモンズ(小田マサノリ)さん達の解放を願うデモに参加してきた。
イルコモンズさんが逮捕されたことはショックでならない。 僕がイルコモンズさんを知ったのはナディフの展示やゼロ年展@水戸芸などで展示した頃で現在はアーティスト活動は廃業されていると思います。彼のアートに対する考え方や関わり方は、例えば「殺すな」などでも、なかなか同意は出来ないことが色々あるのだけど、一定の興味と尊敬の念はあります。今回の逮捕は僕も相当なショックを受けた。それで出来ることならデモに参加したくなった理由は2つ
・イルコモンズの逮捕は不当なものであるし、また自由な表現活動を取り締まるものである ・素人の乱の松本哉さんが呼びかけられていて面白そうだ
行ってみた感想。面白かった。
僕はあまり政治的な話はなるべくしない方向でいるのですが、正直に言えば日本の風土の問題か、あんまり政治的な?運動家のような発言は控えたいと思うところがあって、それは程度や効果の低い運動に荷担しすぎると、いくらその内容に正しさがあったとしても、僕の話題や関心も人に聞いてもらえなくなるんじゃないか?と思う節がある。また自分がそのような素振りをすることもあって、例えば「○○系の人だ」「○○方面に詳しい人だ」と言った誰かに対する認識が強くなったとき、常に、関心無い話題だと「だいたい関係ないかな?」と思い過ごすこともまって、その"だいたい"の部分で、こぼれてしまう本当に大事そうな話題を取りこぼすこと、聞き逃すことがあるなと思う。 それは、僕もそうやり過ごすこともあるし、逆に僕の話題の振り方でも注意したいなとおもってることでもあって、なので僕もそう政治的な話や、運動的な話題はしないようにしているのですが。。。。運動家や政治的運動にははひとたびオオカミ少年のような性格をはらむときがあるかなと思う。
今回のデモは思うことがあって参加しました。 今回のデモの注意したいことは、自由なデモを出来るようにする為のデモであること、デモという行動自体がメタ化していて、多分本題であったであろう、G8の抗議は宙づりになったところがあって注意したいとは思いました。
また、僕も久々にデモ運動に参加して思ったのは、以前WTCの事件で盛り上がったワールドピースナウのサウンドデモに参加していた「殺すな」に参加されていたアート業界の方は殆ど見受けなかったことが印象的だった。
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