2005/02/25 (Fri)
NHK BShi『天才画家の肖像〜近代日本編〜岸田劉生』
去年年末あったもので楳図かずおがゲストということで録画でみた。
番組内容。人物像、作品の転売課程、真贋鑑定、麗子像のアンニュイな顔つきについて楳図かずおやコンピューターやコスプレ、による解析、参照した作品(顔輝、デューラーなど)と劉生の展開。
岸田夏子(岸田劉生の孫、麗子の子) の話。はなしは兎も角、顔つきが、妙に、劉生と麗子を足して割ったような顔つきで面白い。
動いてる岸田劉生なんて初めてみた
麗子さんについて本も読んでいないのでよく知らなかったんですが、「新しき村」で演劇や舞台をやったり、「新しき村」で知り合った人と結婚されたりとか
これは岸田劉生と関係ないけど、「新しき村」は武者小路実篤など都市のモダニストが、地方で農業など自給自足でといった行為の上で、文化的な行いやイベントも導入してってことだったんですが、結果的に、なかなか上手くいってなかったと思う。また、例えば、最近の妻有トリエンナーレや、地方の町おこしと結びついたアートレジデンス事業、糸井重里とユニクロの農業プロデュースなど、すこし前で言えばヤマギシ会等と、かぶって見えることもあるので考えるところ。
麗子さんの話に限っていえば、そういうところに結びついたんだなぁと。
ユリイカの楳図+岡崎乾二郎の対談でも似た話題があったのですが、麗子像も、どの麗子像みても、麗子像の麗子さんだと思うのですが、勿論それは、モデルと似てる訳でもないし、麗子像おのおの顔もそれぞれ結構違う、だけどそれが麗子像として見えるのはどういうことかな?と思う。何を根拠に何が何と似てると思えるのかな?あとそれは、みんなキモノを着ていて、おかっぱ頭だからわかるという話でもない。
若い頃の話、当時のモードというか印象派やセザンヌやゴッホに感化されたのち、北方ネーデルランド絵画(北方ルネサンス)に目覚めて。って話。
いまでいうみんな簡単に現代美術やっちゃってビエンナーレに憧れるって話とそう変わらないんでしょうね。
あと、印象派に興味もったあと北方ルネサンスに目覚めた話聞くと、アントニオ・ロペス・ガルシア(ex:「マルメロの陽光」)とかスペインの現代の具象派とか、ノイエ・ザッハリヒカイト(新即物主義)のことを思い出すな。なんか反省的な技術というか。
案外、北方ルネサンス自体も、イタリアルネサンスの反省的なものだったのかもしれないけど。
参照した作品で出てきた顔輝「寒山拾得図」
http://bunka.nii.ac.jp/jp/heritage/detail/131010000381_2.html
梅原龍三郎も漫画の模写から絵を描いたって話しもあるけど、日本の絵画は西洋から絵画が輸入されて漫画になった訳でもなく、元々漫画で、道具や技法が輸入されただけで、漫画は漫画、漫画から漫画へ、って話のかもな?妙にスッキリしないけど。制度としての絵画史。
番組で出てきた美術館
天一美術館
常設コレクションがちょっと良い。
あと番組になかったけど、岸田劉生が若い頃影響受けた作家で、結構ウィリアム・ブレイクの影響が大きかったようには思うけど、そういうはなし、何処かで読めないものかなと。色使いや、倫理観、妖怪とかの生き物の扱いとか。
ハロルド・ゼーマン死去 >swissinfo culture conf馘駻ation hevl騁ique suisse
Jack Johnson Music Music Video Sitting, Waiting, Wishing 逆再生のpv。案外、ミュージカル映画のロングショットと物語展開みたいなセオリーが踏まえてあるなぁと関心する。
良くできたフラッシュ THE ZOOMQUILT a collaborative art project
TEKHNA3D
嗚呼アクションスクリプト。。おぼえたひ、簡単なところでもいい。。
MegaroGolith2004 メガロゴリス弐〇〇四 :テクノファン大分析2003年度版 今更ながら、膝を叩いてうなります。
自分に当てはまるところを見つけて笑って、気をつけようと思ったりもする。
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