2007/12/23 (Sun)
汎用性が高くなってるようなのでflickrを今更ながら設定してflickr のスライドショーをblogに埋め込むを試してみた。
サントリー美術館の「鳥獣戯画」展を見てきた。 前編・後編?ってどういう組み立て?と思ったけど、一度に鳥獣戯画を見せてくれないのですね、mottainai せこい、セコイの反乱。
鳥獣戯画は、ウサギとカメの,,,と、知ってはいるけど、そう一望したこともなく話をよく知らないので、後編プログラムだけでみていた 鳥獣戯画と一口に言っても、最初の有名なアレだけでなく、鳥獣戯画シリーズの別の絵、写本、一纏めに鳥獣戯画と呼ばれてるのかなと。 ウサギとカメの,,,ものの、ウサギが猿のお坊さんをしたっていて、猿のお坊さんが崇拝してるのがカエルで、そのカエルがウサギと相撲取ったり、転んだりと、描き方もあるけど、この絵って、道場人物は動物の種類数だけなのか?動物の数だけなのか?が気になる見え方ですね。 鳥獣戯画と一口に言っても、象や麒麟や龍や獅子といった当時簡単に見られない、又は想像で思われていたモチーフのお話のない博物画のようなものとか、人間が出てくる人間の行いとか、あるんですね。
鳥獣戯画以外の展示作品も結構面白かった。、「勝絵絵巻」と「放屁合戦絵巻」は、人間がオナラやウンコの飛ばし合いで戦う風景が、僕はこういう下品なの大好きです。良い下品と悪い下品があるけど、こういうのは好きだな。 偶々今年夏見かけた本で、「神農化物退治絵巻」(画像)ってものには、オナラで妖怪を倒す話もあると知ったんで、オナラで戦い合う話は結構あったんじゃないか?と思えてきたし、機会があれば調べてみたいと思った。こういう馬鹿馬鹿しい類の古い昔の絵ってヨーロッパのセックス・ミュージアムとかあるのかな?あるような?ないような?
「雀の小藤太絵巻」も、雀が息子を失った悲しさで旅に出て出家する話のようだけど、絵が二枚あって、最初は普通に雀が枝に止まってるとかそういう絵なのに、次の絵では着物を着て杖もって旅に出たり散髪したりと、二枚の絵のギャップも可笑しかった。
「鼠草子絵巻」も思うところがあった。話は畜生界が嫌になった鼠が人間に化けて、人間の貴族の嫁さんと結婚するが、鼠であることがばれて、出家すると(それでも人間界にいるんだなと)。 この話聞いて引っかかるのは、トム・ハンクスの「ビック」のストーリーを思い出すところがありました。 立川しらくのシネマ落語というものがあり、しらくの創作なんだけど、落語のルールでハリウッド映画を読み替えるシリーズがあり、それを聞いていても、「ビック」を翻訳したもので、老夫婦が買っていた子犬が天満宮でお願いしたら人間になって、商いして恋をして、って話があった。しらくの創作だとしても、そういうキーになる話は落語か何かありそうだし、、何か、そういう、子供や動物か何かが、急に大人の人間に化けて、働いて、恋をして、ばれて、元の世界か?何処かに行く話は、民話や神話で結構何処かに色々ある気がするし、そういう話は嫌いじゃないので、色々バリエーションを知ってみたい気がしました。バリー・リンドンとかもあるなぁ。
★
小さいころ、本気で昔の巻物には、魔法の力のようなものがあったのでは?と思っていた。 そう思ったのも、角川映画の里見八犬伝とかみると、SFXで巻物を空中に投げると、大蛇に当たってダメージ受けるとか ファミコンの忍者ハットリくんとかやると、巻物を取ると、足が速くなったり、空飛んだりしてたんだけど 今にして思えば、書物を読んで知恵をつけると賢くなる、みたいな表現だったんだよね。アホな小学生だったなと
|