2005/12/14 (Wed)
「忘れようとしても思い出せない」
赤塚不二夫の有名な台詞だけど、一見、何も知らないということを言葉のレトリックで言ってるように思えるけど ひょっとして、昔知ってたけど完全に忘れてしまった事柄にも意味が通じるなぁと思ったら、なんだか凄い言葉だなぁと思った。
「(忘れてしまったことを)忘れようとしても思い出せない」
とか、それでも、何かそのような出来事に、興味あるとか、思い出したいとかなると、これから、憶えていったり、知っていたり、すればいいんだと思った。
何か自分で凄いことに気づいた気がして、忘れないように書いておかないとと思った。
最寄りの図書館で見かけた本で、以前自分が関わった本が蔵書されていた。関わったとっても、本当に軽いアンケートに答えた程度でですが、とっても嬉しいなぁと思った。 これからも、こういう嬉しいを増やさないとなぁと思って 図書館から帰ると、寝てしまった。駄目だ!
「やっぱりおおかみ」 図書館で見かけた。絵柄はしってたけど、読んだのは初めて なんだか青春ストーリーだった。
☆あらすじ 世界に、一匹しかいないオオカミが、兎やブタなどの町に訪れてしまうが自分は、仲間はずれなので「け」と捨てぜりふを吐いて、いろんな町を出て行く、一人になろうと、墓場にいくと、オバケが仲良くしていて仲間入りも出来ない、旅に出ようと気球に乗ろうとして乗りのがす。 自分の出歩ける町でオオカミは一人で生きて行こうと決心する。
せつない。
「もし世界が、もどれない運動としての、無限行なら、今が、どこに居るのか云えなくて、しかも一回かぎりの出来事などとも云えないとしたら、無限の僕たちがあっていいはずで、(なのに)たぶんお互い知り得ない。 宇宙(時の流れと、広がり)に「始まり」というのがあると云うらしいのだから、(当然「終わり」というのがあって)むしろ無限というのはウソで、宮沢賢治のいう「現象」ということなのだろう」
この前半部、先日聞いたマルチバース理論の話か?と思った。
TAKESHIS' 見た。面白かった。
最初みたいなと思ったのは、京野ことみは、岸本加世子が若い頃に面影似ているなぁってことと、こう劇中劇とか、舞台設定がコロコロ変わるってことと、今までの北野武の映画を総括する内容らしいということ。
ネタも何もないけど、なるべくオチを書かないで話題を書くと 岸本加世子は妻で 京野ことみは愛人 大杉連は、オフィス北野の森昌行 寺島進が誰か分からないけど、具体的なモデルが実在しそうだ。ビートきよしでなくて
あと駄目役者たけしは、ビートきよしみたいところがあるし 松村邦洋は、たけしのそっくりさん、で内山君のそっくりさん
ゾマホンはカーテンのような司会者のような舞台装置みたい感じがする
美輪明宏のヨイトマケ・ステージも良い感じ、なんか今、美輪せんせい、ちょっと超越的な存在で扱われる機会が多くてちょっとゲンナリしたりするけど、なんか昔の丸山明宏のような格好で唄ったり、妙な不条理なからみや、バトルDJみたいな音楽と繋がっていくのも結構面白かった。
今までの、北野武の映画を総括する綿もあるし、ビートたけしのフライデー襲撃や、転倒事故を彷彿するシーンも面白かった。
あと、レイトショーで見たけど劇場はガラガラ、あんまヒットしないのかなぁ?と思うと残念。こういう映画好きな人ってどういう人かな?って思ったりするんですが、劇中劇とか舞台設定の変化を楽しんで追えるってのは、頭の良し悪しの問題と言うより、好きこのみの問題かなと思うんですが、ピロスエさんとか、小板橋くんとか、あと「たけくまメモ」でも話題になっていたし、案外、アニメや漫画をそれなりに追ってる方には、自然に興味持てるってのは、最近のアニメや漫画は、そういう作りのものが、それなりに多く、受け入れられてるってことなんだろうなぁ。
そういえば北野武の音楽は何時も久石譲がやっていて駄目な印象があるけど、今回のは、ちょっと良いなぁって思ったら、
>ふたりのDJ掛川陽介と藤川祥虎のユニットNAGIがクリエイト だそうです。
海辺のカーラジの乾いたリズムに、メロディがついていくところが良かった。
坂本スミコの「夢で逢いましょう」が印象的だったけど、黒沢明の「夢」よりかは数段面白かったな。 あと、夢オチともちょっと違うと思う。
ゴダールの「アワーミュージック」をみた時に、ぼんやりと面白いとか、気になってたのは、ちょっとした仕草や動作に、何か伏線や引用や記号のようなものがあるんじゃないか?とか、なんとなくそう感じる作りにさせておいて、実は何も無い、只の事柄だったとおもうことがある、また逆に、なんでもないと思ってみていたのに、実はなんかあったとか
そういうことは、ぼんやり良く考えるものだけど、ああそうか、と思うことがあった。 今のアメリカというか、ブッシュの政権のやりくちは、そこに敵が居るらしい、いや居ないかも?とか過剰にセンサーシップを働かすと全然無害なものが有害に思えたり、逆だったり、そういうことなんだなぁと、繋がった、
そういうのって確固たる他者の喪失で、自我とか自己が怪しくなることなんだなぁって思ったら、
なんかクリアになった。
DJ ASSAULTは、むっちゃくちゃ格好良かった、bitch!bitch!,wow!wow! here we go!とベタベタな掛け声と、単調な土人のリズムのマイアミベースも、巧みなレコード二枚使いとミキサー使いが、単調なヨツ打ちも、ズチャズチャズチャズチャ、ズキャカカ、ズキャズズと凄い踊りやすくて黒いグルーヴが出たり。 あとカラオケのような気の向けた唄も良かった。 DJ ASSAULTは"sex on the beach"とかぐらいか好きな曲は無かったのだけど、期待以上のdjでかっこよろし
なんか最近?ここ数年、知人のDJイベントに行く事が多く(それはそれで面白いけど)、久々のdjらしいdjでとっても新鮮でした
しかし中野HeavySickZeroが会場で、2000円の入場料ってお客さんには嬉しいけど、DJ ASSAULTにはちょっと悪いなって気もした。
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