The Wizard Speed And Time FunkLove
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about


 
マイク・ザ・ウィザードとは
超高速スマイルマン=マイク・ジトロフが ファンタジックに激走する、 “ハートフルSFX”ムービー (原題:THE WIZARD OF SPEED AND TIME) 1989年4月8日公開日本公開 日本国内における権利は 当時の国内配給会社である、 株式会社ギャガ・コミュニケーションズでは 95/9/24 に切れてしまいました。 また、ビデオも、現在廃盤中でです。 確認したところ、amazon.comにてビデオで売っているようです。

The Wizard Speed And Time" FunkLove (映画「マイク・ザ・ウィザード」劇場公開実行委員会)は劇場でのリバイバル上映を目的に結成されました。このWEBSITEを 御覧になられて、もしも、賛同していただける方が いらしましたら御連絡ください。

解説
ハリウッドの愛すべき魔術師(ウィザード)たち/映画評論家・きさらぎ尚
 街そのものが魔法の館といった趣のハリウッド。そこには魔術師たちがたくさん棲んでいる。彼らはお互いに奇想天外なアイデアを競いながら、もてる魔力を駆使して。昼を夜に変えるなんてほんの朝飯前。一瞬にして時を超越し果てしない距離を駆け抜ける。あるいは外宇宙まで飛んで行き、夢幻の空間までも手中に収めてしまうことも可能なのだ。
 この映画の主人公、マイク・ジトロフ(監督自身が実名で主演)は映画製作者。といても無名でユニオンにも入れない、つまり正式には映画の仕事をすることが出来ないのである。そんな彼に千載一遇ののチャンスが巡ってきたところからドラマは始まる。無名の映画製作者がテレビの特番のために、プロデューサーとディレクターから仕事を以来されたのである。それも“旋風を巻き起こすような特殊効果の大傑作を”というもの。
ドラマはマイク・ジトロフの奮闘ぶりを描きながら、特番の完成までを、コミカルにファンタジックに綴っていく。彼は、脚本、監督、俳優、そして特殊効果の編集やデザインまでもこなす、まさに魔術師である。
 またこの映画は遊び感覚に満ちたドラマでもある。まず特番の仕事をマイクに依頼するプロデューサーのハービー・ブックマンとディレクターのラッキー・ストライカー。何も知らずに必死の撮影を続けるマイクたちの苦労をよそに、2人は使える番組が作れるか否かで2万5千ドルの賭をしたのだ。この賭けも荒唐無稽だが、出来ない方に賭けたブックマンを演じているのが、この映画のプロデューサーのリチャード・ケイというのがすこぶるおかしい。なぜなら彼には短編アニメ「THE WISARD〜」に感銘を受け、長編ライブ・アクションに拡大すべく資金を調達した結果、今回の映画が誕生したといういきさつがある。その立役者が、賭けに負けたくない一心で撮影を妨害し、殺し屋まで差し向けるプロデューサーを演じているのだから、これはもうかなりのジョーク。クライマックスの大チェイスは抱腹絶倒だ。その他、ウディ・アレンのソックリさんがいたり、予算不足のためにキラキラ輝かせるところをキラにしたり………。
 マイク・ジトロフ監督の等身大で、ある意味ではセミ・ドキュメントともいえるこの作品は、手作りの温もりに加えてどこか懐かしいさを覚える愛すべきコミック・ファンタジーである。
1988年/カラー作品/アメリカ映画/98分/ドルビーステレオ 【GAGA LIBRARY 1989: THE WIZARD OF SPEED AND TIMEより引用】


cast
マイク・ジトロフ、ペイジ・ムーア、リチャード・ケイ、 フィリップ・マイケル・トーマス

staff
監督・脚本・編集/マイク・ジトロフ、製作総指揮/ドン・ロシャンポー、製作/リチャード・ケイ、デヴン・チェリジーノ、撮影/ラッセル・カーペンター、音楽/ジョン・マサリ

song
The Hollywood Bike Ride song
(Words and melody by Mike Jittlov)

There's a magic place
That can glorify your face.
All it takes is cash and talent;
You could star in Hollywood!

Then you'll dance along the Glitter Walk;
Movie fans'll point and talk
'Cause you're the center of their view -
Their fantasy come true.

Managers and movie agents
Sign your name, assign your soul,
And add you to their cast of thousands
Hoping for that starring role.

But is it worth the fame and strife
To sacrifice your private life?
Risk your friends and true-love dream,
For minutes on a silver screen?

Well that's the Hollywood scene...


cd
CD を希望される方はこちらまで!
Intimita Music for $20.00 US Intimita Music P.O. Box 931493 Los Angeles, California 90093 USA


comment
この作品は主演、監督、脚本などをマイク・ジトロフ本人が兼ねています。作品では彼のSFXに関する熱意と規則に縛られるハリウッドの大手映画会社や組合を皮肉が感じられます。この作品で彼が主に見せてくれるSFXは主にストップ・モーションと呼ばれる技術でいちいちコマ撮りしたものをつないでいくという非常に手間がかかるものです。今のコンピュータなどを使った最新技術とは違った驚きがあって非常に面白いです。そもそも、この作品はマイク・ジトロフが以前、制作した同名の短編映画を見たプロデューサー達の協力でそれを今回、長編化したもの だそうです。また、そのプロデューサーが今回の作品では作品制作を妨害しようとする悪いプロデューサー、ハービー・ブックマン(Harvey Bookman)を演じているところも面白いです。(作成日97/5/19)
この映画は「SFXマンの熱意が感じられる」映画です。
Simo屋敷




 この映画とはじめて出会ったのは、イギリスでのこと。8年くらい前になると思う。
 いや、そのときは観なかったんだよね。でも、ポスターと世界SF大会(じゃなかったような気がするなぁ……。ファンタジーコンだったかな?)での解説が妙に引っかかっていたというのは事実。ポスターには緑のローブを着た魔法使いが全速力で走っている様子が描かれていて、解説のほうには「安いつくりだけどネイティブな面白さを持っている映画だ」みたいなことが書かれていたのを覚えている。で、日本に戻ってから、ふとしたきっかけでレーザーディスク発見。いやぁ、面白いんだわ。すごく面白い映画。 内容を簡単に話すと――

 ストップモーションアニメーション(要するにコマ撮りのことね)とかフィルターを使ったロウテクな映画を撮影するマイク・ジトロフが、ハリウッドのシステムに翻弄されながらも懸命に面白い映画を作ろうとする物語。

――う〜ん、いつものようにやる気のない内容要約だこと(笑)。いや、ストーリー的にはフツーの映画なんだけどね。物書きにとっては共感するところの大きい映画であることは間違いないところです。
 この映画の監督兼主演のマイク・ジトロフって、ストップモーションアニメの大家なんだそうで。たしかアカデミー賞を、いくつか取っているはず。映画本編の中にも短編映画が挿入されています。プレゼン用であったり、マイクが(劇中で)つくっている映画だったりしてね。本編も短編も、いかにも低予算ムービーなんだわ。しかも自作自演のね。
 情熱が伝わってくるっていうのかなぁ……。とにかく、映画っていうのは見なくっちゃわかんないよね。まぁ、それは小説にしろ、ゲームにしろ同じことだけど。
 特に面白いのが、映画の中にインサートされている「WIZARD of SPEED and TIME」っていう短編映画。ストップモーションで撮られていて、マイクといっしょにフィルム缶や三脚、キャメラ、照明が踊り 出すんだ。この映画の最大の醍醐味が、ここに集約されていると思う。
 原題はそこから引っぱってきてて、『WIZARD of SPEED and TIME』っての。ちなみに、QuickTimeのデモで「WIZARD of QuickTime」っていうクリップがあったんだ。まったくもってクオリティは低いんだけども、似たようなストップモーション(コマ撮りだ、要するに)を使ったクリップ。見てる人は見てるんだっていうことかな。
 かなり大きなビデオショップでないと置いてないと思う。ちなみに、いままでレンタルで置いてあるところは1軒しか見たことがありません(^_^;)ボクは秋葉原の石丸でレーザーディスクを買いました。
 最高にゴキゲンな映画です。
 マイク・ジトロフのストップモーション集とかDVDで出ないものかねぇ。パイオニアの『映像の先駆者』シリーズみたいので。『映像の魔術師』なんてシリーズ、どう?
デヂタル野郎放浪記




 なにも言えまへん。とにかくコマどり。とにかく特撮。とにかくアニメ。彼流の映画オマージュである。コマどりシークエンスはすごいけどライブアクションシーンは下手やね。やっぱし。 90/6/9
KIWI'S WEB くらげ