会期
3月3日〜3月30日、月曜・火曜休
会場
渋谷区神宮前5-47-8メゾンリベラール103 (ミヅマアートギャラリー向かいのマンション1階)
時間
午前11時〜午後7時
入場無料
主催
晶アート
企画
Fukase Memorial Visual Art Preservation Plan
問い合わせ先
03-5537-5423
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展覧会概要
昨夏の鮮烈な個展デビューで美術界の注目を浴びた、気鋭の美術家 山内崇嗣の半年振り2回目の個展である。
初個展では、一階に「室内シリーズ」("Interior" series, 2000)のインスタレーション、二階に「反復シリーズ」("This
colored pattern is this colored pattern" series, 1997〜2000)という、完成度が高い二つの世界を現出し、先端的美術関係者から高い評価を受けた。
今回の展覧会は、いわば昨夏の延長戦。「21世紀最初のアート・スペース」を標榜して2001年元日未明にオープンした青山の非営利スペースがスポンサーになり、山内崇嗣が「あのときやり残したこと」の実現を目指したものである。その意味では、作家の最初期は、この展覧会と2001年秋に予定されているウィーンでのグループ展("Nouvel
Conceptuelle")において完結を迎えるのかもしれない。
さて、会期当初の三週間は、今や彼のトレードマークとなった、トートロジック(同義語反復的)なタブロー群による「絵画展」が開催される。
パネルに張った柄物生地を支持体として、合成塗料、クレヨンまたは油彩で支持体の模様を拡大した形象を描く。「このうさちゃんはこのうさちゃんです。」等の題名により、「うさちゃんの模様の上にうさちゃんを描く」行為と、「うさちゃんの模様の上にうさちゃんが描かれた」作品の成り立ちを端的に示す、といった方法論は変わっていない。
もっとも、柄物モチーフ自体が二重三重構造となったり、柄物生地の上に描かれる同一の柄物生地自体が、静物として描かれていたり、瓶を包んでいたり、三次元構造として鳥瞰される形となっていたり、純絵画的な発展がみられる点が面白い。「抽象を具象として描く」不思議な作風の深度は一層増している。
会期スタートから三週間後には「パイ投げ大会」が開催される。そして、その後一週間、パイ投げの結果として成立したタブローほかの遺物が展示される。 指先に顔料をつけてラスコー洞窟の壁をなぞる行為と、青山の路上で支持体に向かってパイを投擲する行為は、芸術的創造行為として果たして等価であろうか?
それは、貴兄貴女に判断していただくより他はない。けだし芸術は主観的行為だからである。(深瀬鋭一郎)
works
この橙色の格子模様は、この橙色の格子模様ですか?
Is This Daidai-iro pattern of Plovers this Daidai-iro pattern of
Plovers?
この白色のレース模様だと思う。この白色のレース模様は、
I feel this is Shiro-iro pattern of laces,this is.
この青色の格子模様は、この青色の格子模様ですか?
Is This Ao-iro pattern of Plovers this Ao-iro pattern of Plovers?
この緑色の格子模様は、この緑色の格子模様ですか?
Is This Midori-iro pattern of Plovers this Midori-iro pattern of
Plovers?
この緑色の花柄模様は、この緑色の花柄模様ですか?
Is This Midori-iro pattern of flowersthis Midori-iro pattern of
flowers?
この緑色の格子模様は、この緑色の格子模様ですか?
Is This Midori-iro pattern of Plovers this Midori-iro pattern of
Plovers?
ドローイング
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