僕は平面作品を作る場合、同じ大きさを2つ、またはそれ以上の連作を形式にして、作品を作ってきた。しかしいざ展示しようとして。それぞれのペア、またはグループを、どのように分けて、または関連づけて展示するかいつも考えてきた、どうもちぐはぐな時が許せないのだ。キャンバスのサイズ表を見ていて気付いたことがあります。
たとえば、作品の高さを455mmとするならば、M8、P8、F8、S8、F10、P12、M15の組み合わせで作品を制作すると作品の高さだけ、同じにして様々な幅でヴァリエーションを作れるのだ。それも規格のキャンバスの比率で。
また、その高さとは別に、530mm、727mm、803mmでの高さでも、S(square). F(figure). P(paysage). M(marin).と様々な比率で、並べることが出来るのです。
要はDTPで良く言われるグリッドシステムを、建築的な置き換えです。これによってある程度作品のフォーマットも規格されるし、いやそもそも、その規格自体規制のキャンバスの規格から「高さ」の幅だけ固定して、様々なサイズを選んである程度のヴァラエティさを示してるに過ぎないのです。
■展示イメージプラン(画像)の作品のタイトルとサイズ
左から
"3cm 30mm"
2002 panel,Canvas,oilpainting 606x727mm F20
"5cm 50mm"[image]
2002 panel,Canvas,oilpainting 606x727mm F20
M50(1167x727mm)の白紙のキャンバス
"7cm 70mm"
2002 panel,Canvas,oilpainting 500x727mm M20
"2cm 20mm"[image]
2002 panel,Canvas,oilpainting 910x727mm F30
"11cm 110mm"
2002 panel,Canvas,oilpainting 500x727mm M20
"13cm 130mm"
2002 panel,Canvas,oilpainting 727x727mm S20
(作品タイトルに関しては、「omolo.com/text 1cmと10mm」参照のこと。)