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yamauchinamu

news / data:2004/01/30 (Fri)

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2004/01/30 (Fri)

アコさんの記事を読んでいたら、
「キースヘリングを初めてみたとき「あ、桜木町の絵」って思った記憶がする。誰かがパクって描いてたんだでしょうね。あの壁のグラフィティを見て、初めて美術の教科書以外のアートを意識したような気がする。」
むー。確かに、そういう教科書以外のアートを意識して、アートに関心を持つということありますね。今だから正直に言えば、僕でいうとこの、小学生の頃のジャスパー・ジョーンズとか、中学生の頃のキース・へリングとか、高校生のころの中原浩大のレゴとか、そう思ったかもー。今になって思うのは、教科書的なモノを犬猿して反教科書的なものにハマルということは、審美眼でも技法でも、結構、10代ぐらいでとっとと終わらせたいし、20代過ぎてそういうのもイタしと思うしな。
そんなことに関心あったとしても、当時美術館に行ってみっちり見てたのは、富山近代美術館や、原美術館、ブリジストン美術館、東京国立近代美術館の常設だしな、(なんか美術館の価格もちゃんと払うんですが、東近美の入館料は200円ぐらいの印象が今でもある。高校生の常設観覧価格。コストパフォーマンス安い)
ジャスパー・ジョーンズにしても、もう当時もしかしたら教科書に出てたかもしれないし、キース・へリングは今思うとマルコム・マクラーレーンとかヒップホップの思い入れからオマケで好きで、そんな作品自体が好きとかそういう話でもないなと、中原浩大のレゴ今思うと当時は無知だった。
そんなことを思ったりした。

なんでも聞く話、アールヴィヴァンなどのヒロヤマガタとかラッセンとかの、CMYKの普通の印刷よりも部数が多くない、リトグラフの複製画ってものは、そのての業者で不良債権のごとく在庫処理に困っているらしい、価格的にも高額で、もともとハッキリとした定価を決めたため、バブル期当時は売りやすかったが、その制度がネックで値引き出来ないらしい。例えば定価が決まっていても値引き出来るモノは家電、輸入盤CDなどあっても、例えば国内書籍のように値引きしないものもあるらしい(しかし何らかの値引き方法は本にもあるはず、確か?)
で、そういう作品は既に買いたい人は殆ど買っていて、買い方をコレクターでそれを購入したひとが、そこから興味がなくなったり、更に作品の見え方と買い方を工夫することになってるのが現状のような、去年訪れた大阪のコレクターさんもそういう方だったと思います。
ああゆうリトグラフ版画の作品ってどうなっていくでしょうね。なんでも日本国内しか市場がない世界で、輸出も難しいらしい。ああゆう世界はああゆう世界で、元々「売れる」大将生産大量消費が前提でできた商品なのでインフレ起こすのも予定調和のはず、ならそれはそれで、価格帯が今までより多少低くて、少部数で、少々高額な?要は現在の作家でデュシャンのマルチプルのようなものを新商品にして、売れ残り品を価格下げて売り払って、会社を転がしていけば、もともとのそういう会社の企業理念としてはやっていける。気がする。勿論、そういう会社が素晴らしいとは思わないけど、これ以上、アート系な会社がどんどん潰れていくのも如何なモノかと、何処かで考えるのです。
そういえば、安藤広重の3代目って茶箱広重とか言われて、浮世絵が海外に輸出されるワレモノを包む包装紙になって、輸出され、海外で印象派とか産む切っ掛けになったし、腐ってもアートだし、そういうリトグラフの版画もそういう扱いになっても良いのかもなぁ?良いのか?

あと僕は、プッチンプリンが好きなのですが、あの本当の卵とかのプリンにない、食感とケミカルな感じが、本当のプリンより好きだったりします。その上安いと、美味しいモノは必ずしも高額になるというわけでもないし、アートとかでも、必ずしも話題の作品や高額なモノが良いというわけでも、ありませんなー。とか思ったりした。



  
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