――う〜ん、いつものようにやる気のない内容要約だこと(笑)。いや、ストーリー的にはフツーの映画なんだけどね。物書きにとっては共感するところの大きい映画であることは間違いないところです。
この映画の監督兼主演のマイク・ジトロフって、ストップモーションアニメの大家なんだそうで。たしかアカデミー賞を、いくつか取っているはず。映画本編の中にも短編映画が挿入されています。プレゼン用であったり、マイクが(劇中で)つくっている映画だったりしてね。本編も短編も、いかにも低予算ムービーなんだわ。しかも自作自演のね。
情熱が伝わってくるっていうのかなぁ……。とにかく、映画っていうのは見なくっちゃわかんないよね。まぁ、それは小説にしろ、ゲームにしろ同じことだけど。
特に面白いのが、映画の中にインサートされている「WIZARD of SPEED and TIME」っていう短編映画。ストップモーションで撮られていて、マイクといっしょにフィルム缶や三脚、キャメラ、照明が踊り
出すんだ。この映画の最大の醍醐味が、ここに集約されていると思う。
原題はそこから引っぱってきてて、『WIZARD of SPEED and TIME』っての。ちなみに、QuickTimeのデモで「WIZARD
of QuickTime」っていうクリップがあったんだ。まったくもってクオリティは低いんだけども、似たようなストップモーション(コマ撮りだ、要するに)を使ったクリップ。見てる人は見てるんだっていうことかな。
かなり大きなビデオショップでないと置いてないと思う。ちなみに、いままでレンタルで置いてあるところは1軒しか見たことがありません(^_^;)ボクは秋葉原の石丸でレーザーディスクを買いました。
最高にゴキゲンな映画です。
マイク・ジトロフのストップモーション集とかDVDで出ないものかねぇ。パイオニアの『映像の先駆者』シリーズみたいので。『映像の魔術師』なんてシリーズ、どう?
デヂタル野郎放浪記
なにも言えまへん。とにかくコマどり。とにかく特撮。とにかくアニメ。彼流の映画オマージュである。コマどりシークエンスはすごいけどライブアクションシーンは下手やね。やっぱし。
90/6/9 KIWI'S
WEB くらげ