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yamauchinamu

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オシャレから遠く離れて

Last Update : 2003/04/24

別冊宝島「フリッパーズ・ギターと『渋谷系の時代』」の目次眺めて僕は真っ先に浮んだのはさかもとさんだったけど、本当にさかもとさんが噛んでいて笑った。そしてそこから辿ったリンク先を読んでいて色々懐かしい風景がぼんわり。僕は東京に住んでは無かったけど高校生ぐらいになった頃から美大進学の事を考えてて、冬休みや夏休みとかに東京の美術予備校とか短期で通ってて、美術館の常設を見まわったり、クラブに行ったり、レコードマップ片手に渋谷や新宿のレコ屋回ったり、シネヴィヴァンとか小さい劇場に行ったりで帰り際カルトンがCDやレコードでパンパンだった気がします。そんなんで当時予備校で知り合った女の子に入試や予備校やら僕がお世話になってたのだけど彼女がel/cherry redとかサバービアとか好きで色々教えてくれたりとか、ノアビルとかその辺を歩いたような歩かなかったような。当時の僕もなんかそういう当時のオシャレっぽい文化にトキメいてはいた物の当時も(今も?)オッさんくさいもっさりした物も好きだった気がする。当時東京観光をしていてノアビルのあたりも面白いけど、新宿の思い出横町のあたりもスゲーとか。アニソンとか嫌いじゃないなぁとか。

そんなこと思い出しつつ偽日記03/04/23(水)中森明夫の「『おたく』の研究」の感想を読んでいたら確かに、ヲタクもサブカルもトンガリキッズも乙女もオサレもみんな結局同じ穴のムジナで、細かい近親相悪で、細分化してゆくもんだと納得した。
その上

>おたく」と「モテ」という価値の二極分化は放って置いても進行する
>「自然」なものでしかないのに対して、それらとは全く異なる価値観
>としての「オシャレ」をつくりだそうとしたという点では評価出来る。

と、あぁなるほどなるほど、こんな話持ち出すのもアレだけど。僕は小学生の頃メンズノンノとかPOPEYEとか読んでて、そこで会間見える大人の世界はクリスマスに20万ぐらい使うとか、ゴージャスな服来てゴージャスな店でパーティとかに出向いたりする世界があったし、僕が大学生ぐらいになったら何処の場所に居るかも想像つかなかったけど、多分そういう暮しをすると本気で思っていた。当時はDCブランドブームとかで、幾ら高価な物でも大げさだとキッチュに見えるねとか、僕でも子供心に思っていたし。
誰だ?って即答は出来ないけれど、なんとなく漠然と本当のオシャレさんが居た気がする。お金の使い方が上手くて、今時にチープシックでオシャレとか、そういうのでもなく、形式の切り替えがパチパチ出来る上に何か何処か統一感を感じるような。あれは僕の想像の中だけだったんだろうか?いやあったはず。アレはなんだったんだろうなぁ。

って話題をふりつつ今の僕が、昔のオシャレであれ今のオシャレであれ目指しているスタンスかと聞かれれば、全然そうでもない。むしろモサイ(笑)し僕に比べたら今その辺あるいてる人とかの方が全然それなりにオシャレなんじゃんとか、今僕ぐらいの年頃でオシャレな人が居るとしたら若い頃そういうことにあんまり興味なかった人が反動でオシャレになってるんじゃないの?とか思った。

かと言いつつじゃあ、ヲタクもサブカルもトンガリ…みたいディテールdもなく、真っ当なオシャレさみたいものも目指してもない僕が何処に焦点をもってるかと言われれば多分、約束を守るとか、真っ当な正しさを感じる行動ができるとか、ヒネクレなしにストレートに凄いことが出来るとか、そう言うことが出来ると素直にカッコイイし良いよねって思うものの、それを今までココに書いてきたようなスタイルに当てはめて何か言うとしたらそれが何だか良く分からないなぁと思ったりもする。

  
Up, Up and Away