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re:おいしい生活に別れを告げる部屋 Goodbye 1980s "Oishii" Life

Last Update : 2003/04/17

tfj/おいしい生活に別れを告げる部屋 Goodbye 1980s "Oishii" Life

 何処かでセゾン文化の話とか渋谷系だとかー。 気になる話題だけど、僕もリアルタイムではシネィヴァンで小西+加藤プロデュースの「ナック」を見たりとか、セゾン美術館関連で佐賀町食糧ビルキーファーを見たり、サバービアスゥィートでも見てレコードかき集めたりとか、その辺ぐらいからなので。それ以前のことはあんまり思い出せないんですが。
 確か、西武の中にあったアールヴィヴァン(後のナディフとか)と、ヒロヤマガタとか売ってるアールヴィヴァンは、別会社だったはず。
ってのと、セゾン美術館+WAVEの趣向は、現代美術や現代音楽やワールドミュージックやあるテクノロジーが見えるものとか、そんな傾向があった気がします。
 想像する?ある一般的なレヴェルというか、なんとなく客層として現代音楽も聴く音楽ファンはなんとなくポップアートぐらいわかっても、ミニマル→ポストミニマルあたりでコンテキストが読めなくて、やっぱニューペインティングとか具象はいいわねとか日比野克彦とかイラストは良いわねとか(今の奈良美智とかの人気はこの時代を繰り返して見えるけど今は話が別)って話になったり。あるコアな現代美術ファンは、歌謡曲とかポピュラー音楽とかコケにしてた印象がある。
 「渋谷系」なんて言葉が出来るか出来ないころ、サバービアスゥィートは元々WAVEから出版されたと思うけど、なんとなくそんなカルチャーな閉塞感をくりっと変えてくれるような印象があった、でも結局レコードが300円のレコードが10000円とかになる程度で意外と、僕が当時期待してたようなことが起こらなかった気がする、アートの客層と音楽ファン層と接点が増えるというか?、いや今時の「乙女」な文化がそれを達成したとも言えなくもないけど、どうも僕なんか50年代60年代とかの男くさい文化に興味があると何か違う違和感もある。

 そういえばピチカートVの「カップルズ」はロケ地が佐賀町食糧ビルでしたね。そういえば食糧ビルの主任は、無印良品の小池一子(矢川澄子の姉でもある)彼女の役回り次第では当時世の中のもう一寸面白くなったかもと思わなくもない。今になって思えば。

 音楽話で言えば渋谷のジーンズメイトの上のタワレコは、やっぱりWAVEとかと別な印象があって、やけにツンとした冷房とか空調の臭いと、小さな町レコ屋に通ってた僕には信じられない量のジャンルワケと、マイナーだと思ってたシングルが山(92年ぐらいで言えばmowaxとか)になってたのが衝撃的だったような。

と思い返しても懐かしいけど僕より年上で映画も音楽もアートも詳しい人はゴマンといると思うけど。うーむ。


  
Up, Up and Away