初めてナンバーガールって聞いたのですが、想像を越えてはるかに良いですビックリしました。直球のロックなんですね。自分で言うのも何ですが、僕の趣味とかセンスってどうしても「オサレ」と言いますか「トンガリキッズ」な？というか一見コジャレた傾向に向きがちで、それは良いともいえるんですが、鼻につくなにかも非常にウンザリしてしまうのも正直なとこです。
昔、早川義男「かっこいいことはなんてかっこわるいんだろう」って言いましたが、本当にそれが言いえてるように思えました。そのこと考えてたら、やっぱり「ダサかっこいい」ってセンスは結局のとこシラけたお洒落センスで、本当に駄目だ！って落ちた感じがしなく宙ぶらりんな感じが退屈なものかもなと感じました。
　あと、僕はスチャダラパーを初めて聞いたとき、かなり納得した形で「こういう形の日本語の音楽はアリなのか！」と驚きましたが、ナンバーガールは形式が全く違うものの何かソレに近い感動を覚えたように思います。
　僕はキング・タビーとか好きだったので、ダビーなドラムの効果も嬉しかったです、でもちょいとインタビューとか読むに、どうもそれは今回だけのオマケのような印象があります。とても短絡的ですがこの音楽を聞いて、山下菊二の「あけぼの村物語」とか思い出したりしました。（2002/04/29）