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菊地成孔によるジャズ理論史講義

Last Update : 2003/02/04

菊地さんの話し方興味の持ち方などなどで気になったのは、
彼の「モード」に対する関心の持ち方と、もうちょっとドビュッシーやフォスター
とかから、戦前ぐらいまで(近代になるのかな)、ビバッブ確立以前どんな考え
方のバラエティさがあるのか?とか色々興味深々でした。(そのころの話に多く
時間が割かれてたんですけど)

最近自分自身の興味は「現代」的なものに対する興味がことごとくなくなってき
ていて、「近代」とかそれ以前のほうがいろんな豊かさがあるなってことを、美
術ならとくに思ったりもするんです。でも、「現代」的ものの説明しだすと、中
々省略できない話もあるので、外せないのだけど、外して考えたいなと思うこの
ごろ。

そういえば、一昔オリーブ少女と呼ばれそうな人たちが、「うーん、ゴダールっ
て。グラフィカルな画面が多くてオサレ」とかゆう話の流れ方を聞いたように感
じることがありました。確かにそれもアリなんだけど、「もっと構造的な組み立
ても読み取れよこのブォケが、フランスとか抜かしてカフェオレすすってるじゃ
ねーよ。死ね!」とか、大学生のころ思ったときもありました。(笑)
でも、先日の講義を聞いてて、本当に、僕もジャズの聞き方とか流れって、ある
意味快楽的なとこが多いっーか、ある程度サンプリングねただったり、サバービ
アだったりってことが多かったと気づき、当時の自分もそんなことえらそうに思
える柄でもなかったなと思いました
なんか正直、フォスターとか中学の音楽とかで聞いたり、グレンミラーの物語と
か英語の教科書で読んだりはしたけど、なかなか自分がごろっと聞く音楽であっ
た多分60年代以降のものとの繋がりがなかったけど、繋がって世界がパッとひら
いた感じはしましたね。すごいね菊地さん。(なんか通販の文句みたいだ)

そういえば今思い出したけど、大学一年のころの大学の「音楽史」授業なるもの
があって、瀬川 昌久さんって
http://www.asahi-net.or.jp/~mv5t-kmr/segawashiryo.html
多分今思うと若いころビバッブに洗礼うけたと思われる方、授業があって当時は、
簡単そうな単位だ!とか、色々音楽が聞けて楽しそうとか、楽で楽しそうってと
ころでやってた授業はあったけど、当時の僕自身なかなか文脈たてて繋いで聞く
力は当時なかったので、もっと良く話聞いてたらなって思ったりもした。当時は
当時でわりとわかり易くて興味があって楽しい授業だったんだけど....



PS.
講義後、大学のころの知人とあったので彼らと食事。店内でデュークエリントン
の「キャラバン」がかかっていてなんとなく講義の後味を感じたりしました。
その方たちは、みなトータスの前座でデートコースとか菊地さんとかを知って興
味もたれたようです。他にも別の友人でトータスの前座見て、あの指揮者みたい
人がいるバンド面白かったって話も聞きました。

(2002/03/24)