先日NHKマンガ夜話で「岸和田博士の科学的愛情」を見ていて、自分自身気になることがあった。そのマンガ笑いや面白さのツボは非常によくわかるし、ツボの持ってくるところは興味ある。でも、何かそのツボの持ってきかたあまりにもストレートすぎて何か嫌な気分になってしまう。番組中、オタキングとか夏目房之介が、ここが面白いって紹介してるとこで、僕もニンマリ顔してみてるんだけど、番組で絶賛してる人を見ると正直なんか嫌だなって思ってしまうことがある。
それは「岸和田博士の科学的愛情」に限らず、批評空間っぽいこととか、渋谷系っぽいこと(今で言うrelaxかな?)にも感じてしまう、あの嫌さ加減ってなんだろう。手放しで好きっていえない気分。多分そう感じていることがある人はこのサイト読んでる人には、少なくなくある感情じゃないか?と思う。
それとは別に、松浦亜弥とか岡崎乾二郎さんとかは、手放しでOKって言えるとこがある、たとえ「笑顔が不自然だとか」「曲の間奏とかにある、エイベックスにありそうな掛け声」とか「ちょっと無邪気すぎて見える」とか「フージーズは凄いって言っちゃう」とか突っ込み何処がないわけもないのに、それも含めてOKって思えてしまう。
どちらも興味ないってことないけど、片方OKって言えて、他方そうでないって思えてしまう好意の基準ってなんだろうな? (2002年02月17日(日))