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yamauchinamu

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コール・アンド・レスポンス笑点

Last Update : 2003/02/03

最近きになることがある、ズパリ落語です。しかし洋楽の聞き出しのように取り掛かりが全くわからない。

とっかかりとして、スチャダラパーが出てきた頃、日本語ラップで、植木イズムで、ドリフも好きなライムで、音楽のネタ使いがオバQやサザエサンと巧妙にレアグルーブがチャンコで合わさった、漫談グループだったけど、それ以降日本語ラップでガツンと来るものはない。しいて上げるならもう誰も忘れてるEASTEND + YURIではなくWEST END + YUKIの「SO.YA.NA.」の今田ぐらいだ。いやこれはネタでなくてマジですよ、あの抜けたようでしっかりとした歯切れの良いライムが言えたまれな例である。今時のNITOROとか聞いてるあなた、ちょっとBOOKOFFとかで探して見てくださいよ。今田にビックリするはず。
今時のジブラとかとかギャング系に至っては直輸入甚だしくて、論外と言う感じなのですけど、勿論オリジンは否定しませんよ。

HIPHOPでフリースタイルってものがある、単純なリズムと即興の韻の踏みまわしで、時に観客のこと言ってその場を盛り上げるようなことで、中々見ていてウキウキ感があって楽しいものだ。

ある日、フジテレビの「木梨サイクル」を見ていたら、東京ボーイズが出ていた。「ごーきーげんよぅ♪」のフレーズは聞いていたものの。よく彼らをしらない、アコーディオン、三味線(何故か手で引く)、ウクレレで演奏しながら漫談、どうも中々3人でそろって演奏できないことがネタらしい。末廣亭での舞台だった。その後、木梨憲武と東京ボーイズとの舞台後のフリートークを聞いたら、お笑いの舞台に上がりたかったけど小噺ができなかったけど、引けない楽器持ったら舞台にあがれたことがきっかけのようです。何かそれを聞くと昔、「音楽やりたかったけど楽器弾けないのでターンテーブルにした。」って僕のなかのDJのよくある話と被る。東京ボーイズが気になりだす。

ある日、「笑点」の大喜利を見てたら、これも一つのフリースタイルなのだなと思うようになり。そうだ、やらないけど将棋に目の打ち方もフリースタイルだなとおもう。将棋は常に次の駒の挿し合いではなくて、その駒を打ち合うだろう駒の動きをお互い指しあうゲームなのですね、いうまでもなく。上級者ほどそのパターンの巧妙さと豊かさを兼ね備える遊び。

大喜利にしても、フリースタイルにしても、将棋の指し方にしても、一見即興にみえてそうでないのだ、巧妙なネタとあり合わせの巧みな技術のぶつかりあいなのかもしれない。

そういえば、僕は大学の頃、課題があり提出日までにそれなりの作品と動機を纏めたことだった。はじめは、静物を油絵で、裸婦デッサンなのだが、教授によれば多分ここを読んでる人には???と思われる授業もあって「性器としての美術」とか「描けない絵を描け」とか「超国家としての美術」だとか、いろんな課題があったことを思いだすが、あれは今思うのは大喜利のようなものだったのかもしれない。
そう思うのも、笑点正月特番にて、お題が二者選択で花占いで迷うところ円楽が、「何に迷っているの?」と問い合わせ。お答え!って課題で、ある回答が

回答者「言う」「言わない」「言う」「言わない」...「言わない」。
円楽 「何に迷っているの?」
回答者「言わない」だから言わない。

これって、僕の先の大学の課題に絡めて言えば「言わないことを言え」とか、よく音楽とか絵とかのタイトルであるでしょ。「無題」ってタイトルなのに、音のままMUDAIってタイトルができてしまう。名付けられない名前はないってこと。2chでも結局匿名で書き込まれても「名無しさん」って名前になってしまう。その程度のことなのだけど、その程度のことだけで、なんとなく僕はガーンと来ました。その特番が正月特番の女子アナ大喜利で、凄いカジュアルだっただけに...。

僕はこうなんかしらの専門家が居たとしても、それはデータベースとして纏める能力の有無ではなくて、うーん何だろう。持ち物は少ないのだけど扱い方が豊かと言うかなんというか、そんなことが出来る人のことだと思います。
本当の意味でのオシャレな人って人が居たとしたら。ブランド物を多く持ってるとかでなくて。同じシャツの着こなしにしろ、出会うたびに印象の違う格好が出来る人なのだろうなとおもいまする。
要は持ち物は少なくて、ボキャブラリーが多く出せるってことなのですね。

そんな意味で、大喜利にしても、フリースタイルにしても、凄い勉強になるし訓練にもなるなと思うこの頃。

そしてついに、末廣亭で東京ボーイズ見ました。面白かった。落語は興味あるけどまだまだ取っ掛かりが掴めません。そのほか、全体で気になったのは、その道なプロはやはり、そのやってることがネタなのか?その場の思いつきなのか良く分からないこともあるのですね。勿論一般的に落語なんか特に年寄り向けの笑いの壷が多くて僕には笑うところか?笑わないとこか分からないところもあるし(笑)意図としなかっただろう話で多分僕が笑っていたりと色々。

その他、聞いた小噺で気になった話で、結婚式の披露宴はお嫁さんが疲れるから「疲労宴」で、祝辞は短ければ短いほど喜ばれるので「縮辞」だとか?言葉の由来を聞きました。本当なのかなぁ。(2002年01月11日(金))