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建築の帝冠様式についてのメモ

Last Update : 2003/04/14

「帝冠様式とは昭和初期に流行した洋風の建物本体に和風の塔や寺院の屋根を乗せたもので、語源は横浜を拠点に活躍した異色の建築」
建築大辞典/彰国社,引用元二人の帝冠様式建築家(小尾嘉郎と泰井武)


テクノオリエンタリズム
最新のテクノロジーと伝統的な東洋・日本趣味とが融合した折衷的な様式・雰囲気の総称。...旧来の日本的要素とテクノロジカルなイメージ(とりわけ、「強力わかもと」の電飾看板)とを重ね合わせた映画『ブレードランナー』であったとされる。...奇妙に折衷的な雰囲気を実現した「帝冠様式」もまた、ある意味では「テクノオリエンタリズム」の先駆と言える。

帝冠様式に関するリンク

「東里は、近代政治の草創に参与して命を落とした伊藤のことを当然意識していたはずです。国政にあずかる者は死をも覚悟して事に臨むべし、というメッセージを議事堂に込めたのでしょう」
「ドームではあまりに西洋的にすぎ、瓦(かわら)屋根では東洋の一島国から抜け出せていないことを露呈することになる、と上司から言われ、父は随分悩んでいた」
吉武東里の息子である吉武泰水談(吉武東里は国会議事堂の建築家)
国会議事堂 決死の思い、尖塔に込め

国会議事堂の設計者 吉武東里
>辰野金吾(東京駅や日本銀行を設計)の弟子

神奈川県庁舎の部屋

帝冠様式を見直す(京都市美術館を例にとって)




■建築物例
九段会館(旧・軍人会館)設計者:川元良一 千代田区九段南1-6-5
神奈川県庁本庁舎(1928)設計者:小尾嘉郎
復興記念館(両国) 設計者:伊東忠太
東京国立博物館(1938) 設計者:渡辺仁
名古屋市役所
愛知県庁
蒲郡プリンス(旧蒲郡ホテル)(写真)
京都市美術館
西利本社ビル(京都)
島津海運下関支店
JR奈良駅舎
大阪市立美術館
群馬県教育会館
金沢文庫
サハリン州立郷土博物館 (旧樺太庁博物館)

タンポポハウス 藤森照信設計、現代の帝冠様式

  
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