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料理を食べることと、作品を見ること

Last Update : 2003/02/09

料理を食べることと、作品を見ることが似てるとのこと
料理はつくることでいくらか経験が身に付き、消化することにも時間がかかる。でもその料理が美味しいかって判断するのは口でみじかい時間だけで決まる。
美術も作品をつくることで、いくらか経験が身に付き、消化するのも時間がかかるが見てる時間は少ない。
作る上で大事なことは材料を吟味してあった調理法で加工する。味の良さってのは例えばクレープであれ、お好み焼きであれ小麦粉で出来た生地のおいしさが一番で、具が豪華に、味付けを過多にするのは素材を殺す麻痺した味わいに過ぎない。

と言うことが松浦寿夫展@IBMの岡崎乾二郎のコメントに書いてあった。料理と美術を絡めて考えるとして、モダンな美術、たとえばプロセスを見せるとか、要素が少ないミニマムなものなど
料理に例えると、刺身のような只切って味付けしただけのもの、マクドナルドやコンビニ弁当のようなファーストフード、タイカレーや麻婆豆腐を使った素材を用意し味付けに頼る料理など例えられるんじゃないかと思った。
刺身のような美術は良い、ファーストフードのような美術は怠惰だと思うが世の中を表してるともいえる、味付けに頼る美術は「補欠」な感じ工夫次第。そんなかんじでしょうか?