バルテュスについて、僕は以前から、エロティックな変態画家と言った触れ込みについて、確かにそうだけど、それだけでないぞ何かと気にはなっていた。最近ここ(02/02/21の日記参照)で知ったことによると。
>1930年代において、シュールレアリスム(反モダニズム)の流行に対し
>てクールベ的なリアリズム(セザンヌ=マティスという流れが主流とな
>る以前のモダニズム)を置いたところにあると言うべきだろう。クール
>ベ的なリアリズムという言い方は実は正確ではなくて、明らかなクー
>ルベへの言及であり、クールベの引用なのだが。
>「みずえ」の1984年春のバルテュス特集に掲載されている、阿部良雄氏の文章があるので参照
とかかれてる。確かにバルチェスは、ジャコメッティに同盟的に似た方向に向かってた彼自身の意思表示は何処かで読んだことは、あるけどそのことに関しての言及は余り僕は聞いたことがないけど、なんかあるっなって気になる。
クールベとの関係この指摘で気づいたが、なるほど、あのごつごつしたマチエールがそう見えるなって思うところがあった。
i-critique★シュルレアリスムとテロ?
で、パリのピカソ美術館の館長ジャン・クレール西洋美術の最後の継承者としてバルチュスを過大評価するのは、間違いと言い切り、バルチュスの面白さはその「変態性」にある。と結論する浅田彰は如何なものかと疑問に思う。
(2002/03/01)