今は昔。
僕が大学2年の夏ごろ、友人のMAG様に誘われ、DJ bar インクスティック渋谷で行われた。チャンネル11'Sのイベントに行きました。チャンネル11'Sと言う、早稲田の写真部の方が中心の人たちの集まりでした。(名前の由来は歌舞伎町スカラ座の横にある風俗店「11チャンネル」から採ったようです。)当時グループの中で年長だったことbar-f-out等雑誌などで撮影の仕事をしていた笠原敬太さんが、大体段取りしていたように思います。
イベントの内容は、オープンから軽く音楽がかかり9時ぐらいから、夜中の2時、3時まで各々持ち寄った写真のポートフォリオを固定したビデオで写しながら即座に即席のスクリーンにプロジェクタで映し出す形で、皆で作品をみてマイクとか使って話し合いながらプレゼン会をやり、その場でも参加歓迎の形でその会は進められました。その後彼らの好きなブルーハーツなどかかっていてDJの進行もクラブDJと言うより、ラジオディスクジョッキーのようでした。企画の終了後僕は帰りましたが、彼らは反省会などしていたようでした。当日コピーで作られた冊子の配布や、ライターの北沢夏生氏が様子を見に来てましたね。
あの時は、クラブでプレゼン会をやってることも吃驚したし音楽のかけ方や選曲にも驚いた。また学生の質的にも決して高いとはいえない写真のポートフォリオだったけど、中々展覧会を開くこともハードなことだしプレゼン会を開くということは不動産的にも、ない導線をパッと開けられるし、あんまり作品を見せ合う機会もなかったし、話すとなると大学の講評会のような閉じた機会しかなかったので話す力を付ける意味でも良かったです。
当時僕はポラロイド等写真を中心に作品製作していたのですが(今それらは、殆ど発表したことはないし、したくないです。)北沢さんやチャンネル11'Sの人たちに、褒められて嬉しかったですね。当時の作品はあんまり好きでないけど色々やる気にはなりました。その後は場所を公民館などで定期的に行われて何度か行きました。
更に現在、同時から写真を撮り続けてるのわずか2.3人少し残念に思います。今でも写真をやり続けてるMAG様は当時のch11'sから写真のことを殆ど習って今があると思っていて、「早稲田に習ったことは、早稲田に還す」と言い張って。今の早稲田の写真部の人に色々教えているようです(ちなみにMAG様最近の仕事は、椎名純平/music maker のシングルジャケットの写真とかやってるようです)。集まりの趣味傾向がアート志向と言うより、ルポライターのような志向が強かったので、マガジンハウスや、週刊現代のライターになったと聞いています。あと笠原さんは、写真から映像に趣味が移りスカパで鳥肌実の番組やったりしているようです。
ネットで個人的に早稲田関係の人に知り合ったけど、その彼らがチャンネル11'Sの人たちとつながらないのは少し残念に思います。
最近僕はまたそんなイベント参加できたらしたいし、企画できるならしたいなと思います。別にクオリティ低くて良いんです。偉い人が来なくて良いんです。と言ってしまうと投げやりに聞こえるかも知れませんが、見て話合ってお互いの眼力つけて、話す能力が高まっていけば良いなと思うんですが。どなたかやりません?
(2001/07/12)