アメリカ学園天国の上映会に先日行きました。面白かったです。
以下その感想。上映された映画についての詳しいこと、ストーリーなどは、以下のページを参考にしてください。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/9689/event.htm
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映画についての感想は
>原題 All I Wanna Do a.k.a. Strike!
個人的な体験になりますが、僕は高校のころ美大、音大進学クラスに通っていてその頃、美術の授業は普通高校でやるやるような、「美術とはなんぞや?」と言った類の授業ではなく、美大に入るための技術を学ぶような授業を高校で受けていました。ある日高校のクラスメイトの間で自主的に、市民ホールを借りて展覧会をしようということになり、場所の予約もとり展示する作品も少しづつできてきて、グループの中で気合が高まってきた頃、うっかり担当美術教諭に、そのことが知れ渡り「高校生の癖に生意気だー!」とかなんとかを、理由に企画自体ねじ伏せられた憶えがあります。
今思うと、その時その展覧会がおこなわれたとしても、たいした質の作品や企画は立ち上がらなかったのはないかと、思います。しかしそのその頃の年頃にそういう企画でもなんでも立ち上げてやることは自主性を養うことになりますし、出来たら出来るだけ、そんなことが出来る人は凄いと思っています。
そんなこんなで、映画に出てくる彼女たちは自分たちの関心と壁に対して、羨ましく思いますし。その後登場人物のその後は、誰一人として専業主婦にはならなかったんですよね?そんな結果と原因の繋がりは、羨ましくも思えます。
僕は、映画を俳優の興味よりもお話の興味で見ることが少ないのですが、レイチェル・リーかわいすぎました。最近のレイチェル・リーはどうなのでしょうか?何時だったか?映画でスタローンと競演した映画がきた頃、日本のプレイボーイでインタヴューがありましたが。その写真は、少し太っていて、確か多分パツキンだったので少しゲンナリしてしまいましたね。スチールを見る限り、「ジョシー...」のレイチェル・リーは、可愛いですね。
あと上映会の時、長谷川さんが指摘されていたと思われますが、いじめっ子の癖にいじめられる側より小さい配役は良いと思います。
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>But I'm a Cheerleader
But I'm a Cheerleaderは、あのキッチュな使いが凄いですね、亜米利加色。カラフルなと言っても「シェルブールの雨傘」のセットの色でもなく、100円ショップのプラスチックのような物でもなく、カラフルにも色々あるのだなと関心しました。
僕自身は差別するつもりはありませんがこう、ゲイ、レズビアンの関心はあまりありませんので(ゲイっぽいハウスなどは嫌いではないし、そういう方たちを非難するつもりは毛頭ありません)中々感情移入できないところも多かったのですが、あのラストの車に揺られて乗るシーンはかなり良かったです。素朴さと言いますか、あのトラックの雲の絵を前に揺られてるところが良いです。
この映画は日本のゲイ、レズビアンの映画祭でも差し引かれたようですね。行ったことはないのでとやかく僕がまたいえませんが、ドラッククィーンがわんさか出てくる映画とか、デリクジャーマンみたいなこう分かりやすい、セクシャリティーが前面に出てる映画のほうがそういうところで上映されるところでは受けがいいのでしょうか?日本未公開とは残念ですね。
■プロム
プロムってなんだか憧れます。でもこう何か60年代から80年代それぞれ時代や形式は微妙に違うと思うのですが。プロムのルールだけでなく全て形式に、憧れるところがありますね。
また僕の高校のころの話になりますが、僕は金沢で高校生活を送っていてクラスでは夏休みや冬休みになると、美術進学の生徒の半分くらいが都市の美術予備校に、行く名目で2週間とか滞在するんですが、やはり年頃で目的は、そんな予備校だけでなくて各々目的があって(僕は、レコード買いたいとかライブみたいとか、何度かいってたので、前に出会った人にまた会いたいとかでした。)クラスメイトの中では、ジュリアナ東京に行きたい、かっこいいナンパされたーいってギャルグループも、あって僕の年代のあるグループで、ジュリアナ東京とはプロムのようなものかと思うと少しゲンナリしました。
そんなことを「ハードキャンディ」のビデオを最近借りて見たら出てくる主人公のグループが僕の高校当時のクラスメイトのギャルグループと似て見えたことから思い出したりしました。
■僕の好きな映画
僕は小さい頃、見た映画で思い入れが強いのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とか「グーニーズ」(キー・ホワイ・クンが演じるデータと言う役柄が好きでした)とか「エクスプローラーズ」(この映画は、好きでしたが一般的にどのように語られてるか知りません。あまり話は聞いたことないし?確か幼いリバーフェニックスとかが出てきて、3人ほどのグループで、地下室のガラクタを組み立てて宇宙旅行をする話です。)
当時のSFXと結びついてその頃、少年科学ワクワク映画って色々あったと思いますし、僕はそのような映画に凄い期待して楽しんでいたし、今のでもそのような映画に期待はしています。
これとは又別の基準で、僕が今まで美術関係の絵画などで興味もった興味、例えば入れ子構造とか、そこにあるはずないグループや世界などが同居したりする事など、、、長くなってしまいますが、そんな興味のあることを映画に置き換えて見たりするのも好きです。例えば入れ子構造は、映画でいうと劇中劇にはなりますし、「そこにあるはずないグループや世界などが同居したりする事」を映画で例えるなら?例えば、もう出会えないはずの好きだった人に似た人に再び出会い色々起きる話とか?例えが硬いと思われそうですが、ヒッチコックの「めまい」とかレネの「24時間の情事」とか良いですね。
しかしこう、これ見よがしにアートと映画の接点を求めるようなもの、例えば美術系で言うとダグラス・ゴードンとか、あのメディウムの出し方は駄目だし、映画監督言うとデリク・ジャーマンとか形式的な幻想風景の作り方は嫌だと思います。美術は美術のロジック、映画は映画のロジゥクでやってこそ冴えた作品はあると思います。
こうバラバラにあるはずの僕の価値は中々纏まらないし、あるロジゥクだけで良くてもある意味極端になってしまいます。その極端に良いと思ったことで人に薦められるだけ良いと僕が言い出して良いのか色々考えることが多いです。
それでも、それを踏まえてパラサイトや、スクリームは好きな映画の一つに入ります。
(2001/06/27)