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yamauchinamu

news 2008/11/19 08:35:02

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2007/12/25 (Tue)



flickrに今まで描いた絵などを色々見られるようにしておきました。
アカウントはこちら
http://www.flickr.com/photos/22119701@N06/



2007/12/24 (Mon)




11月の半ば頃、丹下健三の「戦没学徒記念 若人の広場」に行ってきました

元々この建物は、戦没学徒の遺品などを収蔵する博物館やピースセンターのつもりで丹下が受けたものの、実際には右向きの政治家が中心になって靖国神社ような施設で使われたそうだ。丹下健三という人は戦時中も戦争自体に反対で戦地に兵士として参加しないように学生として過ごしていたはず(当時の非国民というか)、そんな丹下健三は施工後そういう事情もあってあまり公表しなかったのがこの建物だったそうだ。
「戦没学徒記念 若人の広場」は入場者が減少し閉館、その後、阪神淡路の震災で建物のダメージを受け、今は建築のマニアか地元のヤンキーが夜に肝試しで訪れたり、役場の方が偶に中を掃除したり植木を手入れしたりと、廃墟というには、人の出入りが良くも悪くも入っている印象でした。

現在の「若人の広場 復興委員会」のサイト
右向き。。。


みてて思うのは、たとえば日本のお城の岩を積んだ城壁とか、ピラミッドとか結構モダンというか、シンプルで強度のある造形を感じるのですが、なかなか実際にモダンなテイストの建築かとかデザイナーが上手くそういうことを取り入れ難いところがあるんじゃないか?とか
シンプルな箱状の形や線のような柱を組み合わせたような建築家、ミース・ファンデル・ローエとか典型だけど、そういう影響の強い建築家とか、だいたいこう宗教的なものを感じる用途の建築をやると失敗することが多いなと思う。(最近の"モダン仏壇"とかも同じ失敗が多いと思う)。

そんなこと思いつつ、モダンなデザインのネガティブな用途や結果に対する良い例になる建物だと思うし、やっぱりこの頃の丹下健三は凄いなぁと思う。
コンクリートやガラスや鉄骨を組みあわせたモダンな建築なのに神々しく感じるというか、ファザードの印象強さが神聖なもののように見せるところが多くて見ていて面白かった。

丹下健三の建物は、特に興味があるのは、代々木体育館、東京カテドラル聖マリア大聖堂、広島の都市整備あたりで、お台場のフジテレビの社屋や都庁はあまり良いものだとは思いませんが
丹下健三の建物を見てると、コンクリートやガラスや鉄骨が出しやすい、箱状の形や直線の組み合わせだけでなく、鋭角とか扇状の曲線が組み合わさっていて、視覚的不安にさせる形が良い意味で、神々しさとか神聖な印象を受けるように出てきていると思う。それがコンクリートやガラスや鉄骨といった近代的な素材を使って完成できるってのは、失敗例と感じる作品も非常に多く感じる分(最近だと伊東豊雄「瞑想の森」とか、技術は凄いけど用途との相性がダメ、図書館や駅舎などだったら未だ良かったけど斎場だったから、それだけ難しいと思う)、丹下健三ってやっぱり凄いんだなと思う。

この建物はレリーフ的だなと思う、三角の塔付近を消失点と見て、反対手前の箱状の建物の正面から奥を眺めるようにデザインされていて、建物の出入り口付近もその辺にあって、手前から奥を眺めるように形が出来ている。しかし敷地や建物の形が、微妙に台形がゆがみあっていて、一点透し法で見えるようで微妙に歪んだ形だった。
この歪みや鋭角や曲線、体感的に歪んでると感じないけど、視覚的に不安にさせるような形が、多分丹下健三の神々しい造形感に繋がっていると思いました。

丹下健三の建物と宗教的に感じる建物という意味では森川嘉一郎の指摘であった漫画のAKIRAでミヤコ様が住んでいる施設が代々木体育館をモデルにしたような?改築したような建物ってのは、丹下の建築の特徴を捉えていてある意味、理にかなった話だなと思いました。

丹下健三 /丹下 健三 (著), 藤森 照信 (著)
この本はいつか欲しいのですが三万円ぐらいして、なかなか買えません。

三宮から高速バスで淡路島の福良というところで降りて、徒歩で一時間程度、タクシーで15分程度の場所で、付近にバスは通っていないようでした。




細かい話、福良のバスターミナルで生まれて初めて明石焼きが食べられて嬉しかった。

その高速バスに乗ったら偶々フランク・ゲーリー建物が見えた。

福良の市場の叔母さんが量り売りの文句で
「並盛り、大盛り、男前盛りにできるよー」と言っていた
男前盛り???



2007/12/23 (Sun)

汎用性が高くなってるようなのでflickrを今更ながら設定してflickr のスライドショーをblogに埋め込むを試してみた。






サントリー美術館の「鳥獣戯画」展を見てきた。
前編・後編?ってどういう組み立て?と思ったけど、一度に鳥獣戯画を見せてくれないのですね、mottainai せこい、セコイの反乱。


 鳥獣戯画は、ウサギとカメの,,,と、知ってはいるけど、そう一望したこともなく話をよく知らないので、後編プログラムだけでみていた
 鳥獣戯画と一口に言っても、最初の有名なアレだけでなく、鳥獣戯画シリーズの別の絵、写本、一纏めに鳥獣戯画と呼ばれてるのかなと。
 ウサギとカメの,,,ものの、ウサギが猿のお坊さんをしたっていて、猿のお坊さんが崇拝してるのがカエルで、そのカエルがウサギと相撲取ったり、転んだりと、描き方もあるけど、この絵って、道場人物は動物の種類数だけなのか?動物の数だけなのか?が気になる見え方ですね。
 鳥獣戯画と一口に言っても、象や麒麟や龍や獅子といった当時簡単に見られない、又は想像で思われていたモチーフのお話のない博物画のようなものとか、人間が出てくる人間の行いとか、あるんですね。

 鳥獣戯画以外の展示作品も結構面白かった。、「勝絵絵巻」と「放屁合戦絵巻」は、人間がオナラやウンコの飛ばし合いで戦う風景が、僕はこういう下品なの大好きです。良い下品と悪い下品があるけど、こういうのは好きだな。
 偶々今年夏見かけた本で、「神農化物退治絵巻」(画像)ってものには、オナラで妖怪を倒す話もあると知ったんで、オナラで戦い合う話は結構あったんじゃないか?と思えてきたし、機会があれば調べてみたいと思った。こういう馬鹿馬鹿しい類の古い昔の絵ってヨーロッパのセックス・ミュージアムとかあるのかな?あるような?ないような?

 「雀の小藤太絵巻」も、雀が息子を失った悲しさで旅に出て出家する話のようだけど、絵が二枚あって、最初は普通に雀が枝に止まってるとかそういう絵なのに、次の絵では着物を着て杖もって旅に出たり散髪したりと、二枚の絵のギャップも可笑しかった。

 「鼠草子絵巻」も思うところがあった。話は畜生界が嫌になった鼠が人間に化けて、人間の貴族の嫁さんと結婚するが、鼠であることがばれて、出家すると(それでも人間界にいるんだなと)。
 この話聞いて引っかかるのは、トム・ハンクスの「ビック」のストーリーを思い出すところがありました。
 立川しらくのシネマ落語というものがあり、しらくの創作なんだけど、落語のルールでハリウッド映画を読み替えるシリーズがあり、それを聞いていても、「ビック」を翻訳したもので、老夫婦が買っていた子犬が天満宮でお願いしたら人間になって、商いして恋をして、って話があった。しらくの創作だとしても、そういうキーになる話は落語か何かありそうだし、、何か、そういう、子供や動物か何かが、急に大人の人間に化けて、働いて、恋をして、ばれて、元の世界か?何処かに行く話は、民話や神話で結構何処かに色々ある気がするし、そういう話は嫌いじゃないので、色々バリエーションを知ってみたい気がしました。バリー・リンドンとかもあるなぁ。






小さいころ、本気で昔の巻物には、魔法の力のようなものがあったのでは?と思っていた。
そう思ったのも、角川映画の里見八犬伝とかみると、SFXで巻物を空中に投げると、大蛇に当たってダメージ受けるとか
ファミコンの忍者ハットリくんとかやると、巻物を取ると、足が速くなったり、空飛んだりしてたんだけど
今にして思えば、書物を読んで知恵をつけると賢くなる、みたいな表現だったんだよね。アホな小学生だったなと





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