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yamauchinamu

news / data:2005/04/14 (Thu)

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2005/04/14 (Thu)

パルテノン神殿の絵。

その絵を修正した解体風景

その絵を修正した解体風景

その絵を修正した解体風景

上の絵はピラネージではないのですが(※はじめピラネージだと思っていました。出典は「ピラネージ建築論 対話」より)

しかしピラネージについて思うことがあったので

ピラネージは、18世紀の建築家で、特異な作業として様々な銅版画を残している。古代ローマの遺跡を訪ねて、建物の破片から様式や年代を特定し当時あったと思われる建物として想像し復元して書いている。
一見、カナレットのようにも見えるけど、その違いは、実際ピラネージはそのような風景をみてはいないしかなり想像で組み立てているということ。例えば恐竜の骨を見つけて想像で肉付けし表面の皮のディテールまでも想像して模型を作ったり絵を描いたりする作業とかなり似ている。

最近アセテートから、出た「ピラネージ建築論 対話」をパラパラめくっていて

ピラネージが描いたパルテノン神殿の図版に修正をいれて、パルテノン神殿が解体する様がわかりやすく描かれている、装飾が葉がされ、屋根がなくなりと、プロセスを追うごとに、建物の構造がむき出しになっていく、基本的に建物が出来るプロセスの時間を逆回しにすれば解体するプロセスも見られる。

そこから話が少し話が飛ぶんですが、例えば動物の骨を見て、生き物の形って何処まで想像出来るものかな?と思う。例えばパンダの骨をみた人があの模様まで想像出来るのかな?と、また、ちょっと架空の生き物、ピカチュウでも、ヤマタノオロチでも、河童でも、なんでも良いのだけど、今ある想像されている形から、骨格を考えてみるのもなかなか面白いなぁと思った。
更に、その辺にあるもので、生き物に見えるもの、例えば車のヘッドライトが目に見えるとか、木の木目が生き物に見えるとか、そういうものから、そういうものが生き物としてあるということにして、骨を考えるのも面白いかな?と思った。

そこで早速試し書きしてみたんですが、車を生き物として考えたときの骨の絵。

オニグルミの冬芽に骨を想像したものや、チェコの骸骨寺の装飾に肉付けしたものとか

また、例えば骨で出来た構造物、例えば映画「グーニーズ」に出てきた骨のオルガンや、チェコにあるカタコンベ?骨で装飾が作られた寺院のディテールに肉付けするとどんな生き物、又はものになるか?などなど、思った。

今、本郷の東大でピラネージやってますよ ,自然標本の展示付きで


  
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