2004/01/09 (Fri)
このまえ森ビル美術館のハピネス展に行った、単純に規模が凄いですね、なんかの写真とかレポートで聴いていた作品や作家が色々あって、僕とかこの作品を展示するにあたってこのぐらいの人とお金が動いてるって想像するくらいで泡ふきそうだった。あと結構、あああの作品あるんだ「見られた」と確認する作業が多くて、結構「単純にアートって面白いな」と思わせる作品は殆どなかった。そう思うのは皆がそう思うことなのか?僕が捻くれてるからなのか? でも、下手な鉄砲数打ちゃ。。って作品数が多い分良い作品も勿論あった。サイ・トンブリとかライマンとかアンソニーカロとか伊藤若沖とかリー・ウファンとか、uuあとクー・ジョンガとかも良かったかも? あとありそうで無いなと思ったのはマチスとかマイクケリーとかで、jeff koonsを持ってきたのがうたい文句になるのはやっぱり良く分からないけど、もってくることで村上隆も評価出来るってことなんだろうな多分<キュレーション しかし、やっぱり森ビルって凄い動線が悪いねー。
68年の五月革命以降の失望感って知的探求に期待できなくなったことだった思うけど、wtcの事件の後の失望感って国際感覚の失望感だったんだろうな。どちらがションボリ感が高いんだろう?多分後者。 wtcの事件の事件以降、例えばロンドンとかNYCとか比較的東京に近い文化圏の都市や近い文化圏のトライブの出来事は、凄いドメステックに感じるとろこはあるし目新しさみたいのも特にない。逆に日本の商業的な文化は凄く圏外な感じが目新しく感じるときもあるし新鮮で楽しい。そう思うようになったのは僕だけなんだろうか? wtcの事件以降、なんか本当にオリンピックだとかビエンナーレとか万博とか、ああゆう国際的な代表行事って終わったんだなぁと思う。
なんだろう、例えばシュールレアリズムやダダとか、ヌーベルバーグの流れとか、大体分かりやすい時代を表象するような運動って僕は本心で言えばそんな好きでなくて、シュールレアリズムが終わった後のジャコメッティとか、ヌーベルバーグの時期でないゴダールの映画「ヌーベルバーグ」とかそういうナイーブな頃のナイーブな作品が凄く洗練されていて好きだなと思う。
ということは、ちょっとこれから何年かの単位で良い作品が出来るんだろうなぁって楽しい期待をできるんだろうなと思います。
去年のベストな音楽一覧は少し修正追加しました。
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