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yamauchinamu

news / data:2003/10/03 (Fri)

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2003/10/03 (Fri)

1991年に池内務氏(現:レントゲンヴェルケ)が大森に立ち上げた・レントゲン藝術研究所を拠点にして多くの作家が名乗りを挙げた頃の様相は、あきらかに「ムーヴメント」という名にふさわしいものでした。.....
 偶々検索で行き着いたけど、90年代初頭の関東の美術の話が、色々。
確かその頃は高校生で僕は、富山近代美術館だとか、原美術館か、東京都近代美術館、ブリジストン美術館の常設を最低年に一度はどこも回っていて、美術ってもんは、あんがい面白いんだなとおもってました。(それまで習慣として美術館に行くことはあってもあんまり見ることが面白いと思ってなかった。)。またメインで関心があった美術のことはそういうことだったと思います。
 そこで、だいたいそこにある作品は何故そのような作品を作りたいかと思ったか?素材を技術的にどうやって扱ったらどのように出来るかは、なんとなく想像は出来たけど、時に当時の現代美術、今で言うところのマイク・ケリーなど西海岸系を見て、よく文脈や用法がつかめないものの、なんか面白いんじゃないか?と思ったように、なんか良く分からないけど、当時のレントゲンやその周辺の人たちのムードは作品の出来不出来はこの際おいておいて、横目に、何か面白そうだなと思ったものです。
当時の中原浩大の作品、たとえばレゴとか果物のグラフのような彫刻は今でも良い作品だと僕は思いますよ。
 でも当時の情報誌を読んでいて行きたいなと思うレントゲンのイベントや展示は丁度僕が東京に滞在で来ている際は都合が合わずなかなか出向けなかったもので、関東に住みだしててイザお登りさんでそういう展示に行ってみたら、どうも拍子抜けしたとしうか、想像していたムードの時期は終わっていて何処かガッカリした気がします。梅屋敷レントゲンの「606」展(椹木野衣企画。飴屋法水,ヤマツカEYE(面白かった),根本敬,あと誰だっけ?)とか見た時そう思いました。
(クラブとかで僕が言うと下北沢ZOOや渋谷のインクスティックとか?にありそうな微妙な、乗り遅れ感というか?)
 その後、アートでその界隈の人たちが、渋谷とかでP-HOUSEってギャラリーを開くけれど、どうも僕自身そういう方向が微妙に合わなくて違うなぁ。別の傾向の過去の作品など見たり話を聞くようには、なりました。
当時はまだバブル期ってのもあったろうけど、作品の傾向や善し悪しはともかく、ああ傾向のああゆう人たちがやってることには、良いムードがあったなぁと思います。でも、その後に僕がそうなったのか?その人達がそうなったのか良く分からないけど、「これは違うなぁ」とか「これは酷いなぁ」とか思うようにはなりました。例えば村上隆とか。
 で、気がつくと当時その界隈に居た人々も今でもアート界隈に居るとも限らず、当時のことを僕がしるアートの人々には聞いても殆どレスポンスは無いし、その界隈にいた人を偶々別の機会で知り合ったりもする。数ヶ月前、ちょっとしたカットというかイラスト素材を無数に書く仕事を引き受けたけど、その仕事を頂いた方が当時、飴屋法水さんのアシスタントをされていたと伺って当時のことを聞いたり考えたりしていた。
 そういえば僕の父は美術に関心あって自分でも制作している。多分、木村光佑やラウシェンバーグを見て、技術的なもの大衆的な感性でシルクスクリーンで作品を作っている。彼には美術史という観点が良くも悪くもないのだ。多分デュシャンも知らないだろう、かといって美大も出てないアウトサイダーだとかサブストリームという観点でもない。そういう彼に、僕が高校生のころ、ヤノベケンジだとか中原浩大だとかを僕が「面白いところもある?どう?」と聞いて「こんなのは美術じゃない」と即答していたのに(当時は「日比野克彦スゴイ」とか言ったりする)、今これから出来るだろう金沢現代美術館の所蔵にその辺の作品が加わり、帰郷した際、流し場に村上隆のマグカップがあったりして、手のひらを返したように「こういう作品も良いところがある」と手のひらを返したりする。これは別に僕の父だけでないと、思うけど、なーんかここ10年ぐらいで恐ろしく美術に関わる人も作品も見え方も流通も変わったもんだなと思うわけです。








ひょうたん島は死後の世界だった。
10年ほどまえ、ひょうたん島のリメイクが放送されてて(多分今も放送してる)僕は凄いひょうたん島に釘付けだった。ひょうたん島が良いなって思うのは、キャラの書き分けが細やかで表情が豊かなところです。
今は(絵本ブームとかで)一見高度成長期のコロあったようなキャラクターが再現されたようなものは多くなったけど、そういうとき、ひょうたん島と比べて駄目だなと思うのは、キャラの書き分けだったりします。
話題がリンク先と合いませんが、この記事を読んで「そっかぁ」とついつい頷いてしまった。あとこの記事の写真を見て今更ながら気になったんですが、「ハカセ」は井上ひさしを投影した人物だったのかな?と単純に、眼鏡をみてたら思った。

ちょっとした機会があって横田基地の住宅街に入った。以前ヨーロッパを回ったとき感じた香りというか臭いを感じた。
なんの臭いか分からないけど、食べ物や香水や植物が醸し出しているのでしょう。そんなアトラクション程度の敷地の広さで、臭いだけでなく建物や風習とかみて、こうも土地勘とか風俗が再現されるものかと少々とまどった。
デモたぶん、そこに広がる風景ってやつは世界の割と多くに広がる郊外の良くある風景なんだろうな?なのかな?
僕は二十歳ぐらいまで新興的に郊外な風景、うぅーん、コンビニがあって規格化された住宅が建ち並び、走り屋とかいて、フランチャイズの店が建ち並ぶ風景は、身近な風景でもなく、未だにそういう風景を目の当たりにすると、奇妙な気分を味わったりもする。今はそういうところに住んでいるのだけど。


  
Up, Up and Away