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yamauchinamu

news / data:2002

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2002/12/15 (Sun)

結局、issuesクルーによる、岡崎乾二郎を迎えたシンポジウム「『芸術学』のメソドロジー」に行ったわけだけど、
 進行するにあたり要素とパネラーの発言したいことが、上手くまとまらず、結局のところゲストの岡崎さんが司会にになる一面も、
 でも何となく話題の流れで、岡崎乾二郎の作品を通してイメージの見え方を探るって話しをするテーマだったと思います。例えば、モネの睡蓮の絵の中で、水面と水中をどのように区切りかき分けて、それぞれの場所の水面に蓮の葉の色が違うのにどうして同じ種類の葉と感じさせるかとか、もしもそこに葉がなくなるとどうなるか?とか似たようなシステマティックな方法でモンドリアンも見られるとか、また、更に岡崎乾二郎の作品の対応する部分の読み解き方にその発想をどのように絡められるか等々。
 そういえばその話題とは別に、鑑賞する体験には好きこのみとは別に、「勝った」気分「負けた」気分にさせられるものがあると話されてた。それを聞きつつ例えばグレン・グールドの演奏など僕は好んで聞いていて感じる、良いと好んで聞いている思う反面何処か解読出来てない申し訳ない気分や、ガッチャガチャなインチキリミクス音楽なんか聞いて僕でも出来るかもって気分が何処か勇気づけられるものとか、自分と演奏する側もある程度等身大な音楽を聞いてる気分とか、考えつつそれに対応した美術作品を鑑賞してる等、考えたりした。
 確か、タランティーノ以降の映画監督をよく映画館ではなく、レンタルヴィデオのテープを擦り切らしてで育った連中と評されるが、issuesの面々もそれなりに、海外の美術館にも出向いてるものの画集やネットで拾った絵画の画像をファイルが壊れるくらい見て育った印象を受けた。
 久々に美術系の知人に大勢会った。僕も美術系の知人はそれなりにはいるのだろうけど、その中でも話題の会うというか?僕が日々関心や疑問を話して期待に応える、またはそれ以上の返事が帰ってくる連中ってのは凄く限られていて、その日その場所で会った人たちぐらいなのかもなぁ、って思った。小規模でも大規模でも今後もそのような機会が増えて欲しいなぁって思った。issuesが発行する年刊誌も会場にて手に入った嬉しい。

古谷利裕さんも行かれたそうで僕なんかよりしっかりした。感想が書かれています。古谷利裕 偽日記02/12/14(土)
>実は現在のまったく「白痴」化した美術の状況のことだったので
>はないか。.........今では、美術関係者同士では(「美術界」と
>いう俗界においては)そんな話は全く成り立たず、セザンヌだ
>マティスだという話しでさえ全然通じなかったりするような状況
>にある。
ほんとにねー♪まだ仏文とか文学とか経由した人の方が、よっぽど、今の現代美術業界の方達より眼力がさえてるように思うんだけどね。僕は。


小倉優子インタヴュー

“バベルの塔”.jpg

it.nikkei.co.jp/イマドキの大学生の目に映る世の中の不可思議さ

高橋悠治
お手製サイトっぽい、高橋悠治はそんな音楽は聴いたことはない、聞いても大学の授業で少し聞いた程度。読み物は少し読んだこと面白い印象があります。日比谷高校の方だそうですね、僕は東京の大学事情なんてしらないけれど「赤頭巾ちゃん気をつけて」の薫くんも日比谷高校も聞くし、なんとなく只高偏差値印象だけでなく面白そうな予感がします。偏見!(笑。
日記もつけてるようなので、これから巡回するつもりで
青空文庫でも彼の「音楽の反方法論序説」があるようなので追って読むつもり。

  
Up, Up and Away